Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「鉛レス半田」使用のアンプについて

2011年02月11日 | ピュアオーディオ

4M(人・機械・方法・材料)が違えば「モノが違う」と言う事は「製造の現場」で体験してきた事です。最近のエコブームに先駆けて電子部品業界では1990年頃から「鉛レス半田」への以降をして来ていました。実用化してきたのは1992年頃からで、一部のユーザー(電気機器メーカー)宛に出荷をしていました。ヨーロッパ方面や自動車部品関係へは1995年頃からは全面的に移行して言ったように記憶しています。

電子部品は「半田付け」されて使われますので「リード」と呼ばれる「脚」の部分に「半田付け」をして有ります。パーツとしての電子部品は早くから「鉛レス半田」に移行していたのですが、プリント基板や手配線用の半田が切り替わっていくのは2000年頃になったようです。オーディオ用の機器に「鉛レス半田」が使われ出したのも1995年以降から(外国製)で、国内品は2000年以降の製品になると思います。

従来の「鉛半田」から「鉛レス半田」に切り替わると音質的には「情報量」(音数)が増えます。半田の抵抗値が一桁以上下がります。つまり大幅に抵抗値が下がっているのです。私の経験では抵抗値が高いと「音数」が減少します。(信号は抵抗体にぶつかると消滅していく)

私の装置では「伝送ロスの極小化」と呼んでケーブルの内部抵抗値を下げるように工夫と徹底をしています。今までアンプ内の内部抵抗値を下げるすべがほとんどなかったのですが、2000年以降のアンプでは「鉛レス半田」に変わっていますので、できるだけ「鉛レス半田」を使ったアンプを購入するようにしています。

アキュフェーズA-30やクラッセCA-2200を選択したのもその理由からです。アキュフェーズA-30はヒューズの不具合は有りましたが、以前の同クラスのアンプ(A-20V)より確実に「情報量」が桁違いに増えています。

単純に最近のアンプを志向したほうが無難で間違いなく「音質アップ」出来そうだと考えています。


オリンパスのアンプを元に戻す

2011年02月11日 | ピュアオーディオ

昨日アキュフェーズのA-30のヒューズ交換をして、高域に接続して「音の確認」をしました。ヒューズ交換前では「ヒシャゲて」いた音のバランスが、ふっくらと膨らんで正常なバランスになったようです。

A301_5

以前使っていたA-20Vとは基本的に音数の多さが違います。単純に音のバランスが悪かっただけなので、バランスが良くなればかなりの性能のアンプと思います。

Orinpuse2

昨日までは中域に管球アンプを置き組み合わせていましたが、今日は朝からアンプの入れ替えをしてクラッセのDR-10を中域に戻しました。この状態でほぼ安心して使えるようになりました。欲を云うとDR-10をもっと高性能のアンプにしたいのですがなかなか良い出物が無いのでしばらくはこのままで我慢するしか有りません。次に買うアンプを決めていますのでそれが手に入るまではこのまま行きます。

Orinpuse1

現在のSP オリンパスシステムの状況です。クラッセのCA-2200のパワーアンプを低域に使うようになって低域がぐっと引き締まって来ました。まだ「活性化中」(活眼/覚醒中)で部屋全体に「共振」が出ています。使い初めに比べたら気にならないレベルになって来ましたが、もう少し時間が必要と思います。


凝り性なんでしょうかね・・・

2011年02月11日 | ピュアオーディオ

私は一つの曲(同じパターンの曲)を集めて聴き続ける癖があります。LP時代は幻想交響曲やブルックナー、マーラーのシンフォニー、去年の暮れはシューベルトの未完成、現在はカラベリストリングスとベートーベンのピアノソナタ。

Gireris1

ベートーベンのピアノソナタは以前から持っていたものが、ケンプ、アシュケナージ、ホロビッツ、ポリーニ、ゼルキン。今回集めたのがバックハウス、バレンボイム、ギレリス、ブレンデルになります。
Burendl

「悲愴」、「月光」、「熱情」、「ワルトシュタイン」、「告別」、「テンペスト」といわゆるベートーベンの6大ソナタと言われる曲です。中でも「テンペスト」のメロディが特に好きで集めています。

聴き比べしますと正統派はバックハウス。面白いのがブレンデル。