ALTEC#612AシステムをCROWNのアンプでドライブしている件は昨日の箇条書きの中で述べました。今日はその詳細とサウンドについて述べて見たいと思います。
対策や機器変更の内容は以下の通りです。
1)電源ケーブルのゴールドスター化・・・4本
2)XLRケーブルのゴールドスター化・・・3セット
3)SPケーブルのゴールドスター化・・・1セット
4)パワータップ内配線のゴールドスター化・・・1セット
5)ライントランス内配線のゴールドスター化・・・1セット
6)SP箱内配線及びユニット間配線のゴールドスター化・・・1セット
7)ネットワーク内配線のゴールドスター化
8)パワーアンプ CROWN PSA-2 導入とO/H・インレット化・オーディオグレードヒューズ1本。
9)プリアンプ CROWN IC-150A 導入とO/H・インレット化・オーディオグレードヒューズ3本。
10)CDP スチューダー D732 導入
壁コン以降の電源及びラインケーブル・SPケーブル・SP内配線もすべて「ゴールドスターシリーズ」に変更済ですので、「音のよどみがなく、低域から高域にかけてシームレスな音の繋がり」を見せています。
加えてCDPやアンプを一新しています。念願かなってCROWNのプリとパワーアンプの組み合わせが出来ました。CDPにスチューダーD732も持って来ていますので「音数」を含め表現力が飛躍的に向上しました。音の広がり感(スケール感)は非常に大きくなりました。はじめて聴かれる方は、横のRCA箱システムが鳴っていると錯覚する事請け合いです。
「音の厚み」対策で「ライントランス」(ST-5)を使っています。CROWNのアンプ同士ではどうしても「音の厚み」と「うるおい」に欠けますので、このST-5(ゴールドスター仕様)を使いますと非常に聴き易くなります。
CROWNのアンプは30年以上前のアンプですが、プリ・パワー共にO/Hして安心して使えるようにしています。この組み合わせは、低域の「ゴリッ」とした質感を出しながらスーッと延びた高域が組み合わさっていて非常にご機嫌なサウンドです。もちろん中域も厚く、ボーカルも素晴らしい表現になりました。プリもパワーアンプも電源はインレット化してゴールドスターシリーズの電源ケーブル(ベラトリクス)を使っています。併せてフルテックの「オーディオグレードヒューズ」を使っています。電源系をここまでしますとオリジナルの「音の粗さ」を完全に克服します。最新のアンプと遜色ないほどSN比もサウンドも改善されています。アキュフェーズのA-30よりはるかに魅力的なサウンドです。
うしろのRCA箱システムはこの612A(604E)よりはるかに能率が良いのだが、この612Aも含めて「ハイパワーアンプ」でドライブした方がスカッとしたサウンドで鳴り切る様です。能率が良いから低出力アンプが良いとは一概に言えません。