プリアンプのボリュームは音質に非常に大きな影響が有る。音量調整が自由にできる点は良いのだが、「音色」、「エネルギー感」「音のヌケ・キレ・ノビ」に効いて来て、「質感」までも変わってしまう。ステレオのサウンドの雰囲気が別のプリアンプに変わったと思えるほど変わってくる。
昨日管球プリアンプ1号のボリュームを、アーレンブラッドレーの250KΩから500KΩに変更した。音色は変わらないが、エネルギー感や音のキレ・ヌケ・ノビ、周波数特性が変わって、チョッと違和感を覚える。
ボリュームのインピーダンスを上げる事は「伝送ロス」にも繋がるので、本来的には「やりたくない」事なのだが、音量調整幅が無いと非常に神経質なシステムになってしまう。
ボリュームの交換後、このボリュームの世界で「まったり」とした感じになって来た。しかし、低域、高域が減衰した様で、私の装置では中域を絞らざるを得なくなった。中域を絞れば「生演奏」の雰囲気からは遠ざかってしまう・・・・悩むところだ。
なかなか良いボリュームが手に入らなくなっている。