オリンパスシステムの仕上げに入っています。仕上げと云っても「鳴らし込み」を続けているだけです。昨日は朝の9時から夕方6時までノンストップで鳴らし続けました。昨日だけで9時間鳴らしています。
昨日は午後2時から常連のお客様K様が見えられ、3時間ほど色々なCDを聴かせていただきました。自分が持っていないCDを聴かせていただくのは非常に楽しい時間です。K様は前回6月にも見えられて聴いていただいています。その時はプリアンプにレビンソンのNo380SLを使っていました。K様は2~3ヶ月置きに見えられて、活性化の進捗状況を確認していただいている事になります。
2時頃聴き始めたのですが、高域をやや粗く感じる様な質感でした。1枚目のアルゲリッチのベートーベン:ピアノ協奏曲を聴いていたのですが、高域が粗く、ピアノの音も不安定な響きでした。それが2枚目、3枚目と聴きこんで行くうちに「音のバランス」が変化して行き、明らかにサウンドが「別物」に変わった印象まで受けました。K様も良い経験に遭遇されたと思います。
朝9時から鳴らしていますので、午後2時からのスタートならアンプは十分すぎるほど暖まっています。それから2時間ほど聴きこんだ処で、「モヤ」がスーッと引いて云った様な感じを受けました。最後には一番最初にかけたアルゲリッチのベートーベン:ピアノ協奏曲1番をかけて見ましたが、最初に聴いた印象がまったく別モノに変わっていました。しっとりとした感じで低域や高域が出て来てバランスとSN比が非常に良くなっています。個人的にはまだまだだと思いますが、この様に曲の印象が変わるくらいの変化は時々出て来ます。K様も驚いていらっしゃいましたが、これが「完全にヌケきっていない機器(チャンデバ)の活性化途中」の状況です。
チャンデバを交換して既に3ヶ月半、累計600時間程鳴らし込んでいます。大きな「ふん詰まり」はなくなったのですが、まだまだ中規模程度のふん詰まりの解消が出て来ます。まだまだ鳴らし込んで行く必要が有ります。こう云った変化が累計時間何時間程で出て来るかのノウハウを蓄積するのも大事な事ですので、1日中張り付いて聴いています。