Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

機器の活性化のストーリーはほぼ予想通り

2013年11月07日 | ピュアオーディオ

今年6月にオリンパスシステムを3ウェイマルチアンプ方式に戻して、チャンデバの活性化に取り組んで来た。ケーブル類を「ゴールドスター」(最高峰)にしてからの挑戦なので、時間がかかる事は初めから想定はしていた。その経験則を信じて今までもこれからもまだ継続してやって行く。完全に活性化した時のサウンドを楽しみにしている。

「機器の活性化」のストーリーはほぼ予想通りの進捗になっている。ただ時間がかかる事に対して「イライラ」がつのる「苦行」である事は間違いない。経験が無い方は「終点」が見えないので多分諦めると思う。累計800時間超を毎日2時間程度の頻度では400日以上掛る訳で、ゆうに1年以上も満足なサウンドが聴けない状況が続くと云う事で有る。

長いオーディオ人生で、たかだか1年ちょっと辛抱強く「鳴らし込んでやれば」、機器が活性化して、その機器本来の性能を楽しめるのだ。ケーブルを良くすればその分だけ機器の活性化時間はかかるが、より性能の高い状態で使える様になる。

機器の価格が高ければその分性能が高い事は予想できる。しかし必ずしも価格の安い機器に勝るとは限らない。メーカーによって価格の付け方の基準が無い事も一因であるが、「機器の活性化度」でも大きく違ってくるからである。

8段目の活性化が来てから、待ち望んでいた「質感」が出始めた。まだまだ終点のサウンドではないが、一歩づつ確実に近付いている。このまま「鳴らし込み」を継続して行けば、終点にたどり着けそうである。ただ時間のファクターだけは見通す事が出来ない。

オリンパスシステムのサウンドも、1段目の活性化の前は全ての音の「ふん詰まり」がひどく、低域はこもるし、中域はビンビン飛んで来て耳付きささるし、高域は殆ど出ていない有様だった。2段目の活性化で中音の飛んでくる音の量が幾分減少したが、なおキツイ音に変わりが無かった。この辺りで累計500時間を経過していた。

その後4日置き位に小刻みに活性化して行くのを感じられ、7段目までは少しづつ良くなって行った。しかし、「チャンデバの音」の範囲で、ケーブル類の質感は殆ど感じれなかった。その為、音のキレ・ヌケ・ノビを感じる事が出来なかった。

7段目の活性化の後、「ふん詰まり」がひどくなって来た事は予想できなかったが、「チャンデバの音」である事自体が「ふん詰まり」が残っていたと云う事だと思った。8段目の活性化後、音のキレを感じれる様になった。まだまだ「音が重たい」ので、これから軽くなって行く方向で活性化して行くと思う。