昨日不具合が判った6550シングルアンプを今朝から調べていました。球の左右入れ替えを3種(12AU7、12BH7、6550)とも実施しましたが、左chが出ない変化は有りません。これで「球」の不具合ではない事が判りました。
次に配線を出口側から「接続」(断線の調査)の確認をして行きます。パーツを1個づつピンセットでつまんで「半田付け」を確認して行きます。今回はLchのみですので判り易いです。管球アンプは部品点数が少ないので素人でもこうやって調べて行けます。ようやく原因が判りました。初段管とドライバー管の間のコンデンサーの片側の半田付けが外れていました。再半田で接続して、音出し確認をしましたら無事復帰しました。
初めから組んで有った中古アンプを改造していますので、改造時に再半田をしていなかった部分です。定数で抵抗とコンデンサーを接続して有りますので、触る必要が無かった処です。古い半田では時々「半田割れ」をして来ます。こう云った不具合との付き合いも自作管球アンプを使うなら必要になって来ます。今日の作業には専門的な電気の知識は必要ありません。
復帰しましたのでオリンパスシステムに入っていた予備機と交替させ、元の配置に戻りました。6550シングルアンプ1号機が今回のトラブルの当該機で、6550シングルアンプ2号は入れ替えに使った予備機です。1号と2号ではチョッと「質感」が違います。内部に使って有るCRパーツが違いますので、元の1号に戻さないとシステム全体が違う音色になってしまいます。高域のアンプだけで結構印象が変わります。
ようやく元に戻して音楽を楽しんでいます。現在の部屋ではアンプスペースが狭いので、交換作業・配線作業が大変です。あまり触りたくない処です。