昨日はオリンパスシステムのプリアンプを交換して楽しんでいました。管球プリ1号から2号にまた交換して見ました。1号と2号では音のバランスや情報量が若干違いますが、「どちらがオリンパスに合うか?」をチェックしたいと思います。
オリンパスに管球プリ2号の組合せは、せいぜい4日程の組合せしか試していません。ようやく本領発揮し始めた頃に交替させていますので、本当の実力を計りかねていました。管球プリ2号には「不具合点」が有ります。この不具合点の為、今まで長期の使用は止めていたのです。
2号には「クラロスタット」の500KΩのボリュームを使っています。このボリュームの左右のセパレーションのズレが大きく(単純に定位がLch側に大きくズレる)、しかもボリュームの角度によってそのズレ方が変化する様な処が合って、毎日聴くには使いづらい処が有りました。自宅でしばらく使いこんで、少しは扱い易くなりましたので、オリンパスに持って来て「使い込み」で馴らして見ようと云う段取りになりました。
左右のセパレーションのズレは、規格が±20%の時代ですので致し方ありません。クラロスタットの500KΩのボリュームはマランツ#7の初期型にも使われているボリュームです。瑞々しい質感を持っている様に感じます。素性は良いのですから、使えるように「癖」をマスターすれば良いと思います。
60年以上前のボリュームのデッドストック品を使っていますので、保管状態で酸化膜を被った可能性も有ります。使っている中でそれらが正常な方向に向かってくれるのを期待しています。
前回4日間使った感想では、管球プリ1号と同じグレードで使えると判断しています。元々こちらの2号が「オリンパス用」で有って、1号は自宅システム専用に仕上げて、フォノの昇圧トランスもSPU専用に内蔵させています。2号にもフォノ系統が2系統有りますので、いつでもアナログを繋ぐ事が出来ますが、殆ど使わない現状では無用な機能です。