Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

電源および電源ケーブルの重要性

2016年03月03日 | ピュアオーディオ
「このアンプの音はつややかで繊細で気持ちが良い」等と表現される事が多いが、実際は使われている「電源ケーブルの音」を云っている場合が殆どだと思う。色々な電源ケーブルを作って、同じアンプで聴き比べをした事が有るが、ケーブルの材質や太さ、構造種類でかなり変わって来る。同じアンプが別物の様なサウンドになる。

「電源ケーブル」と一言で片付けるのは良くない。プラグの材質・グレードで音のキレやヌケがかなり変わって来る。当然音数も変わる。線材でも変わって来る。こちらも材質や硬さ等の「物理的」要因でも変わって来る所が有る。「制振構造」でも音が変わる。どれが良いかは作成者のセンスにかかって来る。当然線材の太さでも大きく変化して来る所だ。

安物の機器や1990年以前の高級機器には「直出し電源ケーブル」が使われている事が良くあった。この「直出し電源ケーブル」はノイズを拾っている場合も有り、必ずしも「高級線材」は使われていない。

現在の高級機でも付属の電源ケーブルは「安物」(ホームセンターで¥500程度)が付属して来る。これがメーカーオリジナルだからと拘って使っている方もいる。私から見れば「宝の持ち腐れ」にしか見えない。良い電源ケーブルを使えば2皮も3皮も向けた良いサウンドを出すのに・・・と思う。

使っている方が疑問を持たない限りそれは変わらない。オーディオのスタンダードなど誰が何時、どの様な根拠で決めたのでしょう。何も決まっていません。誰も決めていません。それなら自分で作り出して見てはいかがでしょう?

そう云うと「私は電気の事は全く分かりません」と答えが返ってくるのがおち。アンプのカバーさえ開けた事のない方が平気で「オーディオマニアです」と云う。何か矛盾を感じてしまう。