オーディオを趣味にしている方も非常に多様である。「サウンド」に非常に拘りのある方も居れば、機器に拘る方も居る。私の様にケーブルに拘る人もいる。部屋中機器だらけの状態の方も居る。
昔(約40~50年前以前)に名器と呼ばれていた機器達が有る。例えばWE15Aホーン+#555、JBLパラゴン・JBLハーツフィールド、CN-191コーナーホーン(クリプシュホーン)、パトリシアン800等のSP達や、マランツ#7+8B、9B、10B、マッキントッシュC22+MC275等。特にマランツ#7とマッキンC22のデザインは秀逸だと感じる。今でも使えるデザインだろう。
SP達はエッジがしっかりしていれば現用で使えるだろう。しかし、ネットワーク内部のコンデンサーは容量ヌケがしているかも知れない。アンプ類は「球の時代」のものが多い。「球」(真空管)が生きていても内部の半田付けやCR類はかなり消耗していると思う。

私の使っているJBL:オリンパスも名デザインだと云われている。菱格子のサランネットで洋室でも和室でも違和感なく設置できる。私のオリンパスは1960年頃の珍しい初期タイプになります。(箱とウーハー) 「蜂の巣ホーン」は有名ですが、メーカー製でこのホーンを使ったシステムは有りません。自分で「アセンブリー」して使う方法以外に有りません。今では名前は知られていても実際に見られた方や実際に使われた方は少ないのかも知れない。
オーディオマニアは何かしらに拘りを持っている方が多い。後はそのバランスがとれているかと云う事が問題だと思う。個人的な意見として、「出て来る音はシステムの総合力である」と思っている。オーディオの「必要条件」に当てはまる機器やSP、ケーブル類とオーナーのスキルの「総合力」である。機器が新しい・古いはあまり関係ないと思っている。その機器やSPユニット・ケーブルを使った「音」を聴き分けて自分の求める「サウンド」にすればよいと思う。オーディオはあくまでも個人の趣味である。ご本人が良いと思えばそれで良いと思う。