Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムのサウンドは?

2019年07月16日 | ピュアオーディオ


写真ではCDPがSONYのままですが、EMTに変わっています。さてこのシステムのサウンドは?


エクスクルーシブM4+ディネッセンアンプの組み合わせの時は、ボリューム位置が8時から9時の方向で使っていました。9時の方向で約0.05W/chぐらいでしょうか?WE101Dppパワーアンプにした現在は、10時から12時の方向で使っています。

このシステムで出て来るサウンドは「懐かしいトーキー時代のサウンド」だと自分では思う。ケーブル類は自分の開発した最新の最高峰クラスを使用しています。殆どの機器にFXヒューズを使っています。

サウンド的には現代のハイエンドのサウンドではないことは確か。音量が0.01W/chぐらいの時、チョッと聴きには「音数の少ない古臭い音」に聴こえる。音の線も細い。それが12時の方向になると、0.1W/chくらいと思う。サウンドが激変する。(SPユニットが鳴り出す) 目の前で演奏している様な錯覚に陥る。音数云々の前に「音の見通し」が非常に素晴らしく、SPの存在が消える。

特筆すべきは「音色」と「質感」だろう。一般のシステムでは瞬間でしか出ない質感が連続で出て来る。「WE101Dの球の世界」なのだと思う。最終的には「管球アンプ」(それも古典球)に辿り着くと言われていたが正にそうなった。質感・音色が一般のステレオとは大分違います。弦楽器など「ゾクゾク」してしまいそうなサウンドが連続で出てきます。

昨夜はモーツアルトの弦楽四重奏曲「狩り」をスメタナ四重奏団の演奏で聴いたが、途中で止めることはなかった。(以前聴いた時は、面白くなくて途中で別の曲に切り替えた)弦楽器の「擦る」質感も含めて非常に「耳当たりの良い」サウンドですね。

ピアノ曲も良いです。ユンディ・リのショパン:ノクターンも独特の余韻で、いつまでも聴き続けたいと思ってしまいます。音がどうのこうのと云々言いたくないサウンドですね。後は「音楽を楽しむだけ」と自分では思っています。

音楽部屋の「オリンパスシステム」は一般のオーディオマニアの方も楽しめるように作りましたが、自宅システムは私が「楽しむ」為に作っています。その辺の違いが如実に表れています。