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ダウン症と聞けば、ひと昔前は平均的寿命は20代と聞いたことがあります・・・
それは、遺伝子的に体力がないことや感染症にかかりやすいということが一つの原因だったようです。
しかし、近年の医学の進歩により、
人の平均寿命と比べて、まだまだ低いのですが50代くらいまで生存が可能となってるらしいです。
でも、成人期以降のダウン症の人に対する調査や研究は極端に乏しかったらしいのですが、
今回、アルツハイマー型認知症治療薬に使われている「アリセプト」に、
ダウン症の症状を抑える効果があるらしいとの事で治験を全国の病院で始めるとのことなのです。
この薬が間違いなく効果があるとなれば、ダウン症初の薬となる訳ですので期待されます。
今朝は、今朝の新聞から詳細を転用してみようと思います。
~以下、6月29日読売新聞より抜粋~
認知症薬 転用
ダウン症薬 初の治験
生活能力低下を抑制
思春期以降のダウン症の人に見られる日常生活能力の低下を抑えることを目指す臨床試験(治験)を、製薬会社「エーザイ」(本社・東京都)がアルツハイマー型認知症治療薬を用いて8月に全国10病院で始める。ダウン症の薬はこれまでになく、治験が行われるのは初めて。研究が遅れている成人期ダウン症の人の生活の質を向上させる可能性がある。薬は、1999年から認知症治療薬として広く使われている「アリセプト」(一般名・塩化ドネペジル)。治験は能力低下症状の見られる15~39歳のダウン症の人数十人を対象に行い、3~4年かかる見通し。結果を踏まえて厚生労働省がダウン症の症状を抑える薬として認めてよいか審査する。
ダウン症の研究は小児期までが主な対象で、成人期以降の実態に関する調査や研究は乏しかった。2011年の厚労省研究班報告書で、中学を卒業した年齢以上のダウン症の人の6%で
- 動作が緩慢になる
- 睡眠障害が起きる
- 会話が減る
- 閉じこもる
研究班員が所属する長崎大などは、アリセプトが緩慢動作を改善するなどとした海外報告に着目し、02年から臨床研究を実施。研究班は「有効性を示唆する成績を得た」とした。製薬会社がダウン症薬としての製造・販売を求める治験の実施を厚労省に申請し、受理された。
緩慢動作などの症状の原因は急な環境変化や精神疾患とも指摘され、治験はこうした要因のない人に絞る。
研究班の代表を務め、今回の治験に参加する奥山虎之・国立成育医療研究センター(東京都)臨床検査部長は「小児期を過ぎたダウン症の医療はこれまで置き去りにされてきたが、この薬は成人期のダウン症の人の福音になる可能性がある」と話している。
■ダウン症
遺伝子情報を伝える22対の常染色体のうち、21番目の染色体が1本多いことで起きる先天性の病気。弱い筋力や知的発達の遅れが特徴で、心臓病などを伴う例も多い。最初に論文を発表したダウン博士の名前から命名された。600人に1人の割合で生まれるといわれる。