入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

        ’16年「冬」 (5)

2016年01月14日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


この写真はかなり古く、まだブログを始める前の2012年10月に撮った。仕事を終えて帰ろうと、たまたま貴婦人の丘の前を通りかかったときに、この光景と出くわした。こちらをじっと見ているその姿はまるで、「俺の愛した雌鹿たちを随分と殺してくれたな」と言ってるようだった。
 そのころは、自ら写真を撮ることなど全くと言ってよいほどなかった。しかしこの時は、サイドボードに放り込んであった友人のカメラのことを覚えていて、思わずそれを取り出し、急いで車から降りてこの1枚を写すことができた。その後年賀状にも使ったが、この1枚がきっかけとなって、その後機会があると写真で牧場や牛、その他周囲の自然を記録するようになり、さらにはこのブログへとつながっていった。

 久しぶりに雪催いの天気だ。かなりの確率で午後は降雪が予報されているが、ここから見る限り、西の空にはまだ広い青空が見える。雪も降ってない。こういう天気の方が炬燵に潜り本を読むには向いている。
 用事ができて外に出た。その帰りに見たら仙丈、甲斐駒辺りは雪のようだが、入笠も権兵衛山も見えていた。釜無、白岩、横岳も雪などとても降りそうには思えない。夕闇迫ってきたが、降雪の確率70%の予報は消えてしまった。そして金、土、日は快晴とある。別に雪など期待しているわけではないし、もしそんなことになれば、ビールの飲み過ぎで疼く痛風気味の膝を、だまし庇って法華道を上がらねばならない。できればもう少し、その猶予をもらいたいくらいだ。
 ニシン寿司のできが心配だったが、このくらい気温が下がってくれば大丈夫だろう。昨夜は思いがけず句会に連れていかれ、痛飲してしまった。とっくの昔に脱会した会だが、そのせいか、よく続いている。

 立冬や こわれかけたる 星に住む   -貞-
 凩や さらって行きし 山の色   -真美-

 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度冬季営業」を、天体観測に関心のある方は「入笠からの星空」をご覧ください。

 
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