入笠牧場その日その時

入笠牧場の花.星.動物

       ’16年「冬」 (9)

2016年01月18日 | キャンプ場および宿泊施設の案内など


  昨夜遅くから、里でも雪が降った。水分をかなり含んだ重い雪だった。とりあえず、家の前の道路に通ずる庭の雪掻きをしたが、寝不足で思いのほか疲れた。こういう雪降りのあった朝は、小学生の通学路の確保のため、該当する子供がいる家庭であろうとそうでない家庭であろうと、原則全戸から1名が出ることになっている。
 その判断は地域の長によって5時半の段階で決められ、除雪作業は午前6時開始というのが普通である。今年はその連絡網の末端役のため電話連絡があれば、12戸の家に速やかに知らさなければならない。通常地域内の連絡は、固定電話にかかってくる。隣の部屋で爆睡していると、聞き逃す惧れがないとはいえない。12軒の家に対して、責任を負っている。一人暮らしではこの点が不安で、自然と眠りにも影響が出るらしい。
 今朝起きて時計を見たら6時を回っていた。外に出ると5,6センチの雪が積もっている。夜中に何度も起きていたから、よもや電話の音を聞き逃すことはなかったと思っていたが、心配になってきた。担当している連絡網以外の家に聞いたら、「今朝はなかった」と、それでひとまずヤレヤレ。
 この地域も高齢化が進んでいる。それでも1軒に1名となれば、80歳以上は免除されていても、義理堅く出てくる人がいる。こういう高齢者が、元気盛りの子供の面倒を見なければならないのはおかしくないかと、前にも書いた気がする。
 われわれの子供のころはもっと寒く、もっと雪も降った。それでも冬は、6時から校庭のスケート場でスケートをするのが楽しみだった。雪が降ったからといって、雪掻きなどしてもらった記憶はない。どうも今は、子供のことよりも、何かあったら責任問題になることをまず考える人たちのために、していることもある気がする。これも前に書いたが、学校登山に専門のガイドまで付くようになったことも、その一例だろう。
 天竜川の水泳場、このスケート場、生徒も手伝うこともあったが、みんな父兄が作ってくれた。炎暑の中の水泳場の見張りは父兄の仕事だったし、寒い朝早く、スケートに出掛ける前に朝飯を用意してくれたのは母親だった。あのころは、ガスや石油などなく、薪を燃やした。それも台所中を煙だらけにして・・・。

 牧場にはどのくらいの雪が降ったのだろう。まだ降り続いているのだろう。
 入笠牧場の宿泊施設及びキャンプ場の営業に関しましてはカテゴリー別の「H27年度の営業」を参考にしてください。
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