新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

久々の最低気温-12.7℃

2025-02-19 22:38:26 | 季節

テレビでは日本海側では大雪と連日流れていますが、こちら大曲ではここ2日で20cmちょっととたいした降雪にはなっておらず、積雪量も今朝7時で92cmとまだ2桁。今朝は久々に除雪車の登場となりました。

その代わり今朝は大曲で-12.7℃まで気温低下。隣の横手は-6℃までしか下がらず、どうしてかここ大曲だけこんなに寒いのでしょうか?!

終末、かまくら祭りなど冬祭りがあり、当YHにもお客様が今年はそこそこありバタバタしていましたが、その時は春のような温かさで、だいぶとけてくれていたので、まだ屋根の心配もせずで済んでいます。春までもう一か月。もう一度ぐらい屋根に上がることを覚悟しておく必要があるかもしれません。

ということで、冬祭りが終われば、税金申告の書類づくり。昨年分は当初から大赤字を予想していましたが、大体想定通りに着地できたようです。まずは手間のかかる売上の確定作業(帳尻合わせ)からです。

時々

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屋根の融雪システム

2025-02-18 22:35:00 | 季節

大雪のニュースの中で、新潟の山間部で屋根の融雪システムの紹介がありました。ボイラーで不凍液を加温し、屋根裏を循環させることで雪をとかす仕組み。20年ほど前の大雪の時にも紹介されていましたが、今回のような大雪の際には燃料代だけで月30~50万円かかるとのこと。

屋根の上だけで完全に雪をとかすとなると、稼働させ続ける必要がありますが、金額から逆算すると、一日100リットル前後の灯油を使用する計算。ちらっとテレビで紹介された不凍液の温度は20℃ほどとのことで、それだけのものに灯油がそんなに必要なものなのか、熱変換効率が非常に悪いように感じました。

雪が少ない時ならまだしも、大雪の際に必要不可欠な仕組みで、その際には燃料代が爆上がりになって支払いに堪えられなくなるというのは、少し仕組みとして破綻しているともいえないでしょうか。

かといって、屋根の雪下ろしや落ちた雪の処理を業者(人)に頼むというのは、費用的に一回10万円前後で回数が少なくて済むなら、それに越したことはないですが、ここに来ての問題は地方の人手不足。どうしても必要な時には一斉に発注がかかるので、順番待ちにならざる得ませんし、それでも来てもらえればラッキーな状態になりつつあるようです。それをシーズン中に何度というのは、かなり厳しい現状です。

最終的には屋根の形を変えて、落ちないようにするか、落ちやすいようにするかすればいいのでしょうが、それは高額な投資が伴いますので、費用をかけずに屋根の雪対策が出来ればと考えています。これを発明(発見?)したら、世界中で需要がありますし、事故で亡くなる方もいなくなり、ノーベル賞者だと思うのですが。
(写真は2021年の大雪の際の雪下ろし)

時々一時

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大曲YHの流雪溝

2025-02-17 22:18:13 | 季節

冬祭り三回戦目のあと、昨日の夜から再び天候悪化となり、今日は午後から羽越線や五能線で遅延や運休が出始めており、祭り中でなくて良かったと。ただ今日の昼前から降り始めたのは雪ではなく雨で、この時期に雨かと少し驚く感じです。

2月も後半に入り、雪もあと1か月もすれば終わるかなと。今年は新潟や石川、青森などで記録的大雪との話ですが、当YHのある大曲ではまだ100cmにも届かず、秋に想定していた大雪(=150cm以上)の2/3程度で済んでいる形で、気も心も余裕があります。

いろいろな所で積もった雪の処理が追い付かず、街が機能不全にという話もあるようです。20年前にYHを始めるに当って、冬はお客様が来ないことはいいものの、雪をどうするかというのは大きな課題でした。当YHは市街地と異なり、スペースには余裕があります。それでも雪を寄せる、特に山にして積み上げるのは大変な作業です。スペースがない市街地ではどうしても雪を置いてくために必要なことなのでしょう。

そのため、当YHでは雪は貯めるものでなく、とかすものという考えのもと、導入したのが消雪パイプの仕組みです。コストは汲上ポンプの電気代のみ。計算したら1か月フルで稼働させても1万円程度で、必要な時間だけなら数千円程度で済みます。水が出る所に雪を集める作業は必要ですが、その効果は今季ブログで写真を度々アップしていますが、絶大です。

多くのことろでは流雪溝という雪を流す排水路が街中にあり、そこにせっせと雪を投じている姿がニュースで流れています。当YHにしっかりとした流雪溝というのはありませんが、YH前に小川があり、夏は干上がることもありますが、冬は当YHと隣の家の消雪パイプの水が流れ込み、当YHにとっては流雪溝代わりになっています。消雪パイプで使った水の再利用ということになります。いっぺんに大量の雪を処理する場合、消雪パイプだけでは足りず、ここに投入することで、半日もあれば十分に雪が消えてしまいます。先日の駐車場の雪寄せの時にも、大変重宝しました。

この時期は、当YHにとってだけでなく、鳥にも人気で、一面雪の中で貴重な水場、土が残るところとなり、小さな鳥から夜にはカモまで来ているようです。また春になればドジョウが目覚める小川になり、ビオトープとして一部のお客様には人気だったりします。自然の力に感謝です。

あとは屋根の雪と、この時期使用頻度が低い駐輪場(納屋)周りの雪の処理をどうにかすれば、雪の多い冬でもヌクヌクとしていられるのですが。

のち

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六郷竹うち、雑感

2025-02-16 22:08:04 | 季節

昨日のお祭り見学のお客様も、朝にはほとんどが出発となりました。ただ連泊で今日かまくら祭りを楽しんでこられるお客様がいるので、厳冬期の営業はもうちょっとです。

昨日の六郷の竹うちでは、六郷までを何度か往復しましたが、道中の細い雪道で、歩く人が何人かいて驚きました。最寄り駅が3キロちょっと離れた飯詰駅とのことで、駅から歩いていたようで、同じ人が終わった時間に駅に向かうのも目撃しました。県内の方ならまだしも、他に泊まるなら当YHに泊まれば、送迎付きなのにと、思ってしまいました。

普段暗くなって歩く人はほとんどいませんし、飯詰駅から六郷までは歩道のない道、まして雪の時期になると道の両側に雪が寄せられているので、歩行者が歩く場所がなく、車道を歩く形になります。また歩いてひた人も、黒の衣服がほとんどで、街灯のない道で突然湧き出してくる感じになっていました。

その竹うちですが、今年は観客が例年よりも多めだったとの話。昨年中止になったことや、外国人観光客だけでなく、国内の観光客にも動きが出ているのでしょう。テレビでは竹うちの参加者は両軍合わせて200名ほどだったとのこと。見学に行かれた方の話では、参加者のうち3名ほどが救急車に乗ったとの話。当YHから参加したお客様の中でも、名誉の軽傷の方がいましたが、朝になっても悪化することはなかったので、ホッとしました。(写真は昨日の鳥海山)

一時

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六郷竹うちでバタバタ

2025-02-15 22:41:07 | 観光地

今朝は快晴、この時期珍しく鳥海山や秋田駒ケ岳がきれいに見えていました。今日は横手かまくら祭りと六郷竹うちが開催され、竹うちには当YHからも行く方がいるので、送迎を何度か行う予定です。竹うちに行く方は、夕方事前に当YHに来られ、荷物を置いて行かれるとのこと。その際に顔を見ることができるので、現地で「初めまして」という形にならないで済みました。

実際に夕方にお客様が到着すると、一組は見学ではなく参加とのことで、午後5時から説明会があるとのことで一足先に六郷に。見学者は他のお客様の夕食提供後の7時前に六郷に。竹うちは夜8時開始で、想定では9時前に終了ということで、それまではYHで待機。現地特派員から竹うち3回戦開始の連絡で出動。

事前に宿泊者にはスマホのSMS(電話番号で送れるショートメール)で連絡がつくようにしていましたし、参加者は観光施設の湧太郎で装備の解除などの作業で少し時間がかかるとのことで、見学者数名をまずはピックアップ。終わってから六郷到着となりましたので、帰る見学者が出たJAの駐車場の空いたスペースを確保してSMSで連絡。

事前にJAの場所も話しておいたので、すでにすぐ近くに全員いて、到着後5分もしないで、見学者と合流できてYHに戻ってきました。戻ったお客様には、風呂を順番で入ってもらうことにして、六郷にまた戻り、今度は湧太郎で参加者を回収。すぐに戻っても風呂待ちになるし、食事がまだとのことで、コンビニに寄り道してYHに戻りました。

おかげさまで事前の懸案問題だった送迎も、風呂もどうにかクリアとなりました。夏の花火の人は違い、日が変わる頃には静かになりました。(写真は特派員報告)

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冬祭り3回戦、開始

2025-02-14 22:37:14 | 季節

明日から2月の冬祭りシーズンも3回戦目の週末。今日は角館の火振りかまくら、明日は横手かまくら祭りと、六郷竹うちが行われます。当YHにも今年は何人かの冬祭りのお客様から予約があり、本日から久々に賑やかなYHになりました。

角館の火振りかまくらを見てきたお客様からの話では、火振り用の炭俵は500個用意したものの外国人を含めた観光客が多く来たためか、30分で終了してしまったとのこと。

数年前までは13日に檜木内沿いの駐車場で観光客向けの火振りかまくらを行なっていましたが、コロナ前後から13日の観光客向けがなくなり、元々14日に各町内で行われていたもののみが残った形です。そもそも地元の人だけの祭りでしたから、観光客向けに量や場所などを用意しているわけではなく、そこに観光客が押し寄せている状態ですので、不都合があっても仕方ないのですが、たぶん観光客にはそういった事情は理解されないのでしょう。

祭りの維持には人口減少が大きな課題になっていますので、観光客でにぎわうことは祭り存続には必要なことともいえます。一方でにぎわい過ぎて地元の方が楽しめなくなるのはどうかとも思いますが、難しい選択のようです。

先週行われた男鹿のなまはげ柴灯祭りは、元々観光客向けのイベントで開かれるようになったもの。コロナをきっかけに予約が必要な入場制限のイベントとなり、参加料もかかるようになりました。イベント継続のためには必要なことではあるのでしょうが、それでは地元の人の参加はほとんど望めないかもしれません。それでもどんな形でもあれ、祭りを続けるということが一番の課題なのでしょう。(写真は過去のもの)

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冬祭りの準備③昼間の時間の過ごし方

2025-02-13 22:22:10 | 観光地

冬祭りに来られるお客様の対応で、当YH固有の問題点は物理的なこともあり、どうにかするとして、もう一つの懸案事項は祭りの大半が夜の祭りなので、それまでの昼間をどう過ごすかという点で、これは当YHに来られるお客様だけでなく、この時期に雪国秋田に観光に来られるお客様の多くに該当する問題点。

先日行われた大館アメッコ市や湯沢犬っこ祭りは、昼メインでもある祭りですので一日楽しめるかと思いますが、特に横手かまくら祭りでは、子供たちがかまくらの中に待機して「接待」してくれるのは夕方5時からとなっており、暗くなってからが祭り本番ともいえます。

車で来られた方なら、少し離れた増田町で観光するとか、かまくら祭り期間にイベント的に行われている旧雄物川町の木戸五郎兵衛村に足を延ばすなどは可能ですが、公共交通機関となると便が少なくかなり不自由しそうです。この時期は都会から多くのツアーバスが入って来るかと思いますが、ツアーで来られる場合も同様で、乳頭温泉、角館などの有名観光地にどうしても観光客が殺到する形になりますので、普段の静かな観光地とは大違いになってしまいそうです。

お客様が少なければ、こちらでどこかに連れて行くということも可能なのですが、今年は少し多めで、身動きが取れなさそうですので、ご自身でどうにかして頂く形になりそうです。何かしたいことなどがあれば事前のガイド的なことは対応可能ですので、ご相談ください。天候は昨日、今日は強風で交通機関に乱れが出ているところもありますが、週末は春のような天候が予想されていますので、道路や駐車場などは問題なさそうです。(写真は過去の増田、角館)

のち

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冬祭りの準備②下見を兼ねて

2025-02-12 22:15:48 | 観光地

今日は買い出しのついでに週末行われる六郷、横手の冬祭りのパンフレットをもらいに行きました。六郷竹うちのパンフレットは道の駅・美郷にある観光案内所で。例年地元向けのパンフがあり、行事の詳細なスケジュールや駐車場などが書かれているものがあるのですが、今年は作っていないとのこと。一昨年はどうにか開催が出来ましたが、昨年は雪不足、一昨年より前はコロナで竹うちが中止になってしまいましたので、出費は最小限ということなのでしょう。

次に横手かまくら祭りのパンフを調達に。今まではかまくら館の観光案内所に云っていたのですが、隣接の駐車場が少し狭いことなどもあり、今回は横手駅の観光案内所に。先日のワンコインツアーでも使った横手駅西口広場は10年ほど前に開発されたものの、まだ駅前に店が急増という状態ではなく、西口広場は車を一時的に止めておくスペースが比較的空いた状態でありますので、そこに止めて無料通路を使って東口の観光案内所に。

必要な分だけパンフを調達して帰路に。ついでに六郷の街に立ち寄って、すでに六郷かまくら行事は昨日から始まっているので、街中の雪のお堂や天筆通りなどの写真を撮って帰宅となりました。これで祭り当日に来られるお客様などに、どうしたらよいかとアドバイスもできるかと。「見てきたようなウソ」にならずに済みそうです。

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冬祭りの準備①懸案事項は?

2025-02-11 22:11:52 | 経営

週末には冬祭りのお客様が来られます。今年はいつもより少し多めのお客様になるようですが、この時期に多くのお客様となると、いくつかの問題点があります。

まずは風呂。横手にしろ六郷にしろ祭りが夜なので、お客様が戻ってくるのは夜9時過ぎ。それから10人前後が入浴するとなるとかなりの時間がかかります。暖かい時期なら、当YHには風呂が2つありますのでどうにかなりますし、普通の旅行客なら到着が夕方で、それから風呂となれば時間にも余裕があります。

冬祭りで夜到着となると、体が冷えていて早く入浴したいでしょうし、風呂の一つは冬にはそんなにお客様が来ない想定で作りましたので、沸かし返しが出来ないので、外の寒さと合わせてお湯を入れて1時間もするとぬるくなってこの時期には厳しくなりますので、実質一つの風呂で対応する必要があるかと。対応策として、沸かし返しが出来ない方にはヤカンで熱湯を足して、ということで何とか対応できるかもと考えています。

もう一つの問題は、15日には横手かまくら祭りと六郷竹うちが行われますが、今回は竹うちの方がお客様が多く、当YHまでの交通機関がないため、六郷に迎えに行く予定ですが、人数が多くて一度では車に乗り切れないため、後口になる人たちには20分ほど待ってもらう必要があることです。暖かい室内で待てる状況なら良いのですが、竹うちが終わってしまうと街は一気に人気もなくなり、夜9時過ぎになると開いている店もありません。最悪、寒くて吹き曝しの駐車場で待ってもらうこととなりそうなので、なんとしたことかと。

この2つの問題点は、いくら悩んでも事前に解決できそうもありませんし、あとは当日お客様がどういう行動をとるかにもよるので、最終的には出たとこ勝負!となりそうです。

のち

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どうする屋根の雪降し/天平五柵の場所探し

2025-02-10 22:19:59 | 秋田古代史

今朝も少し雪が積もりましたので、朝に消雪パイプ稼働開始で、昼には稼働停止。日中雪が止む時間があり、南側奥の駐車場にここ数日の降雪でそこそこ雪が残る場所が出来てしまいましたので、手作業で雪寄せ30分。このところ籠って歴史のお勉強ばかりで運動不足だったので、たっぷりの汗をかきました。

屋根の雪もまだ大したことはないのですが、今度の週末は横手かまくら祭りや六郷タケウチなどでお客様が来ることもあり、その前後は大雪が降っても雪下ろしが出来なくなるので、やるなら週前半か週明けになります。できるならサボりたい方向ですので、今回は先送りで今週はパスかなと。今やれば大した量ではないので楽ですが、あとにすると量が増える可能性もありますが、暖かくなってやらなくともよくなるかもと、今回は楽観的に考えましょう。

さて、先日からの多賀城築造を含むこの時期は、律令政府が蝦夷討伐を強烈に行った時代で、その動きをどうわかりやすくするかを考えていました。

多賀城を始めとした柵の造営は、比較的史料が多いので楽ですが、それに伴った支配地域拡大がわかりにくく、ここ数日、宮城県の郡の比定を勝手にやっていました。あまり土地勘のある場所ではないので、どこ?ということばっかり。

まず場所を特定するため、郡の詳細=郷の位置を史料から求め、それを現在地に当てはめる作業。先人の専門家があれこれやっていますので、それのいくつかを探し出して、比べて自分が納得できるものを採用。

趣味でやるなら、ここまででいいのでしょうが、見せるために造るのが仕事。これを地図にしてみてわかるようにして終了となります。今回は宮城県のことなので、手元に史料がないため、ネットでわかる範囲での作業。ネット版角川日本地名大辞典(旧地名)にはお世話になってしまいました。

のち一時

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