新米ペアレントの営業日誌・営業中

2005年3月1日に秋田県大仙市にオープンした大曲ユースホステルのペアレント(経営者)が日々の出来事を送ります。

能代、船沢温泉

2014-02-24 23:48:28 | 温泉(秋田)



今日は、海沿いの強食塩泉巡りに出かけました。1軒目は、能代市内にある貴重な天然温泉、船沢温泉。街からはだいぶ離れた場所にありました。

入浴料420円。浴室に入ると、かなり強めのヨヨウドチンキの匂い。この匂いだけでもご機嫌になりました。更に茶褐色の湯船に入って、味見をすると、苦味の混じった強烈な塩味。海沿いの温泉には、この手のナトリウム-塩化物塩泉、いわゆる食塩泉は多くありますが、これだけ強烈な温泉は数少ないようです。



源泉は31℃、pH7.4と沸かし直しが必要なお湯ですが、お湯の濃さは蒸発残留物1リットルあたり35.9gと、海水(同35g)と同程度の濃さ。湯口には、岩が壷に入っておいてあり、ここには温泉成分の沈着が甚だしい状態。帰って調べると、ここは秋田県内ではトップの濃度(2番目は北秋田、漣温泉30.2g)だし、青森(1位はよもぎ温泉35.5g)、岩手(同新安比温泉33g)、山形県(同鶴岡かたくり温泉34.5g)のどこの温泉よりも濃い温泉で、それが加水、循環、消毒なしの掛け流しで使われているのは非常に貴重な温泉。



実はここ2011年春に一度、閉鎖されたものの、 直後の東日本大震災後で、被災者の入浴のため再開して、リニューアルしたという話。こんな温泉が近くにあったら、度々入りに行きそうなご機嫌な温泉でした。今年の一押し温泉の候補です。

一時

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