来週末の政府首脳会議(G7)でもチャットGPTなどの生成AIについての議論が行われるとのことですし、既にネットで手軽にそうした生成AIを使うこともでき始めているようです。利用の可否や規制強化などの議論はお偉いさんにお任せするとして、当YHには影響があるかどうかです。
SNSで実際に使った人の話がいくつか上がり始めたので、その感想などを見ていると、秋田県の観光についでAIに問いかけると、泉州公園(→千秋公園)など誤字が多く、どう調べたのか、恐山が秋田だったりと、チンプンカンプンな返答のようです。基本的にAIはネットにある情報を寄せ集めて答えてくるため、元々情報展開があまり得意でなく、アクセス数も相対的に少ないと云わざる得ない秋田県の観光情報をまだAIはうまく拾えていないとも考えられます。
またこのことから、角館や男鹿半島、田沢湖、乳頭温泉といった知名度の高い観光地のどのガイドブックにでも載っている情報は、もう少しすればそこそこ見られることになるのでしょうが、当YHで求められているニッチなマニアックな穴場的情報は、当分AIよりも足で稼ぐ方が効率的なのかと、少し安心しています。
30年ほど前のサラリーマン時代に、非正規(パート)労働者を職場に導入する際に、会社から当時示されたのが、決定は社員が、単純労働はパートさんにという指示でしたが、当分生成AIも同様で、役所の通達などの定型文書の作成などに用途は限られるのかなと。ロボットだけでなくAIも人手不足対策としてはこれから用途拡大が進みそうですが、それまでに人間がやることの付加価値を高めておく必要がありそうです。