足利赤十字病院「世界一」 国際医療福祉建築賞で最優秀 省エネなど先進的な取り組み /栃木
2016年5月20日 (金)配信毎日新聞社
足利市の「足利赤十字病院」(小松本悟院長)は19日、同病院が国際病院設備学会が設けた「国際医療福祉建築賞」の最優秀賞に選ばれたと発表した。
同病院によると、この賞は医療分野での優れた建築プロジェクトを顕彰するため、同学会が新設した。2011年以降に建築された医療、福祉施設が対象で、治療環境▽利用しやすさ▽日常生活のための機能性▽身体的、社会的な満足感――などを審査し、各国の専門委員の投票で決める。各国から計40件の応募や推薦があり、4月にオランダで開かれた同学会で、「世界一」と発表されたという。
同病院は11年6月、同市五十部町の旧足利競馬場跡地に新築された。免震構造の9階建て病棟、救命救急センターが入る中央診療棟、外来棟、講堂など延べ床面積5万1800平方メートル、病床数555床。一般病棟は全室個室で、レストランやコンビニエンスストアも入り、電源の一部に太陽光、風力発電などの自然エネルギーを取り入れた先進的な施設。昨年度の「省エネ大賞」(省エネルギーセンター主催)で経済産業大臣賞(最高賞)も受賞している。
オランダで授賞式に出席した小松本院長は「我々のコンセプトや取り組みが世界的に評価され、大変光栄。全職員にとって誇りとなり、日常業務への励みにつながる」とコメントした。【太田穣】
2016年5月20日 (金)配信毎日新聞社
足利市の「足利赤十字病院」(小松本悟院長)は19日、同病院が国際病院設備学会が設けた「国際医療福祉建築賞」の最優秀賞に選ばれたと発表した。
同病院によると、この賞は医療分野での優れた建築プロジェクトを顕彰するため、同学会が新設した。2011年以降に建築された医療、福祉施設が対象で、治療環境▽利用しやすさ▽日常生活のための機能性▽身体的、社会的な満足感――などを審査し、各国の専門委員の投票で決める。各国から計40件の応募や推薦があり、4月にオランダで開かれた同学会で、「世界一」と発表されたという。
同病院は11年6月、同市五十部町の旧足利競馬場跡地に新築された。免震構造の9階建て病棟、救命救急センターが入る中央診療棟、外来棟、講堂など延べ床面積5万1800平方メートル、病床数555床。一般病棟は全室個室で、レストランやコンビニエンスストアも入り、電源の一部に太陽光、風力発電などの自然エネルギーを取り入れた先進的な施設。昨年度の「省エネ大賞」(省エネルギーセンター主催)で経済産業大臣賞(最高賞)も受賞している。
オランダで授賞式に出席した小松本院長は「我々のコンセプトや取り組みが世界的に評価され、大変光栄。全職員にとって誇りとなり、日常業務への励みにつながる」とコメントした。【太田穣】