日本全国どこへ行っても同じだと思うけれど、
新幹線に乗って、青森まで行ってみたいなと。
でもいけば、海を渡ってみたいなと思うような気もする。
北海道というところの地を踏んでみたいなと。
新幹線が、長い線で平野を走っている姿はまことにかっこいい
その車に自分が乗っている姿を想像すると
ただあてもなくひたすらに
駆け抜ける生き物のような
そんな脳のない細胞の一つになったような
近代化の象徴の新幹線なのに
乗った私は脳がない生き物なんて、ちょっと想像しただけで、ミステリアス。
悲しみも憤りも喜びも見な捨てて脳のない生き物が新幹線のように移動する
そんな自分の姿に酔いしれるひと時もあっていいのでは。
さあ、旅ではない移動
限りなく沈黙の
限りない無色の
限りないおぼろ
走っているのに走っていない新幹線の車内は
きっと、心地よく、私を脳なしの生き物に変身させる。
今日、大きな毛虫を捕まえた。
脳なしの私は毛虫によく似た棘を持ち
体中から出る電波に
ゆっくりとしたリズムを感じる。
青い空の時はサングラスを外し
白雲の時は帽子を上げる
風の時は体を避けて
雨の時は濡れてもいいかと
日々の営みのすべてを忘れ
脳なしの生き物はひたすらに新幹線の一椅子に腰掛けている
それでも新幹線はごーごーと
やや揺れながら一直線の地平線のように
右から左と繋がっていく。
ああ、きっと、実現させたい
青森までの新幹線。
新幹線に乗って、青森まで行ってみたいなと。
でもいけば、海を渡ってみたいなと思うような気もする。
北海道というところの地を踏んでみたいなと。
新幹線が、長い線で平野を走っている姿はまことにかっこいい
その車に自分が乗っている姿を想像すると
ただあてもなくひたすらに
駆け抜ける生き物のような
そんな脳のない細胞の一つになったような
近代化の象徴の新幹線なのに
乗った私は脳がない生き物なんて、ちょっと想像しただけで、ミステリアス。
悲しみも憤りも喜びも見な捨てて脳のない生き物が新幹線のように移動する
そんな自分の姿に酔いしれるひと時もあっていいのでは。
さあ、旅ではない移動
限りなく沈黙の
限りない無色の
限りないおぼろ
走っているのに走っていない新幹線の車内は
きっと、心地よく、私を脳なしの生き物に変身させる。
今日、大きな毛虫を捕まえた。
脳なしの私は毛虫によく似た棘を持ち
体中から出る電波に
ゆっくりとしたリズムを感じる。
青い空の時はサングラスを外し
白雲の時は帽子を上げる
風の時は体を避けて
雨の時は濡れてもいいかと
日々の営みのすべてを忘れ
脳なしの生き物はひたすらに新幹線の一椅子に腰掛けている
それでも新幹線はごーごーと
やや揺れながら一直線の地平線のように
右から左と繋がっていく。
ああ、きっと、実現させたい
青森までの新幹線。