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ALS治療、HGF薬投与で医師主導P2

2016年05月21日 12時09分01秒 | 医療情報
ALS治療、HGF薬投与で医師主導P2
東北大-阪大、有効性と安全性を検証
化学工業日報2016年5月20日 (金)配信 神経内科疾患投薬に関わる問題

 東北大学大学院医学系研究科神経内科学分野の青木正志教授と、大阪大学大学院医学系研究科神経内科学の望月秀樹教授はこのほど、遺伝子組み換え肝細胞増殖因子(HGF)製剤「KP-100IT」を用いた筋萎縮性側索硬化症(ALS)治療について、医師主導第2相臨床試験(P2)を実施すると発表した。

 ALSに対する遺伝子組み換えHGFの有効性と安全性を確認するために実施する。ALS患者の脊髄腔内にHGF製剤を投与する。東北大学病院、大阪大学医学部附属病院がそれぞれ24例ずつ、合計48例のALS患者を登録する。治験期間は2019年8月までを予定している。HGF製剤KP-100ITはクリングルファーマが提供する。

 HGFはもともと肝細胞の増殖因子として発見された生理活性物質だが、運動神経細胞の保護効果を示す神経栄養因子としての作用も強く、難治性神経疾患に対する治療薬として臨床応用が期待されていた。青木教授らは、慶応義塾大学の岡野栄之教授らと共同で、ヒトHGFを遺伝子組み換え技術によって医薬品化する創薬研究を行っていた。

 11年から世界初の遺伝子組み換えHGFの脊髄腔内投与によるP1を東北大学病院で実施している
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生活習慣病と関連する、酸化ストレスについて

2016年05月21日 10時59分37秒 | 医療情報
生活習慣病と関連する、酸化ストレスについて

生活習慣病は、現代に流行している疾患のひとつです。生活習慣病と呼ばれる代表的なものには、高血圧、脂質異常症、糖尿病、高尿酸血症などがあります。これらは自身の生活習慣の偏りによって引き起こされる疾患です。偏食や運動不足、喫煙や飲酒の習慣、日々のストレスなどのさまざまな要因が関与しています。

そのなかでも生活習慣病に大きく関与しているものに、酸化ストレスというものがあります。生活習慣病と関連する、酸化ストレスとは一体どんなものなのでしょうか。

生活習慣病の主体は動脈硬化

生活習慣病の主な病態は、実は動脈硬化です。動脈硬化を発症する危険因子は、高血圧や糖尿病、脂質異常症のような疾患なのです。これらの疾患は一般的に「生活習慣病」と呼ばれている疾患です。

生活習慣病は日々の生活のなかにさまざまな要因があります。生活習慣だけでなく、遺伝によって発症しやすい人もいます。ですが、生活習慣病の大きな要因として考えられるのはやはり肥満なのです。

動脈硬化の発症には、酸化ストレスと呼ばれる活性酵素による脂質過酸化が主な機序とされています。そこで、この酸化ストレスが生活習慣病の発症に大きく関与している肥満と、何か関係があるのではないかという研究がなされました。

肥満によって酸化ストレスが高まる

研究の結果から、肥満によって活性酵素による脂質過酸化が増加しているということがわかりました。これは、酸化ストレスの高まりを示しているということになります。

また、この研究結果ではBMIのほかにも血圧、血糖、尿酸に関しても酸化ストレスに関与していることがわかりました。すなわち、肥満は血圧、血糖、尿酸のような要因とともに酸化ストレスを高めることで、動脈硬化の発症に大きく影響している可能性があるという結果が得られたのでした。
BMIチェック

日々の生活習慣を見直す

生活習慣病と呼ばれている疾患は、初期の自覚症状が気付きにくいものが多いです。症状に気付いたときには、すでにかなり進行していることも珍しくはありません。

食生活の偏りや運動不足に心当たりがある人は、今日から少しずつでも自身の体のことを考えてみるとよいでしょう。また、禁煙や禁酒を希望している人は思い切って病院に相談してみることで、生活習慣の見直しに一歩近づけるかも知れません
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