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タミフル10代投与再開へ 異常行動、関連分からず インフル患者の注意継続

2018年05月17日 22時03分38秒 | 行政
タミフル10代投与再開へ 異常行動、関連分からず インフル患者の注意継続
2018年5月17日 (木)配信共同通信社

 厚生労働省の専門家会議は16日、10代のインフルエンザ患者に治療薬タミフルの投与を再開する方針を決めた。服用後の異常行動が報告され、2007年から原則中止になっていたが、他のインフルエンザ治療薬と同様の扱いとする。会議では、異常行動とタミフルの因果関係は分からず、服用の有無や薬の種類で異常行動の発生に大きな差はないと判断した。
 一方、子どものインフルエンザ患者の異常行動の報告は続いており、薬を服用したかにかかわらず、できるだけ目を離さないよう保護者に注意喚起を続ける。
 厚労省は、患者が増え始める11月までに、製薬会社にタミフルの添付文書の改訂を指示する。10代の患者への使用は原則中止とした現行の制限を解除し、他のインフルエンザ薬と同様、未成年者の異常行動への注意を促す記載を新たに求める。
 この日の会合では、インフルエンザ患者の異常行動に関する既存の研究内容を議論。10代の男性に多く、発熱から2日以内で起きやすいことが紹介された。タミフルとの因果関係については否定的な報告が多いものの、明確には分からないという意見で一致した。
 会合に示された厚労省研究班の分析によると、処方100万件当たりの10代の異常行動の報告は、タミフルが6・5件で、他の3種類のインフルエンザ治療薬は3・7~36・5件だった。服用しないケースは8・0件だった。
 タミフルを巡っては、服用した中学生が自宅マンションから転落死する事故が相次ぎ、厚労省が10代への投与を原則中止とした。一方、専門家からは使いやすい飲み薬として、使用を求める声が上がっていた。
 ※タミフル
 A型、B型インフルエンザの治療薬。ウイルスの増殖を抑えて症状を緩和する飲み薬で、スイスの製薬大手ロシュが開発した。国内では中外製薬が2001年から成人用を、02年から子供用を販売している。インフルエンザ治療薬には、吸入薬のリレンザとイナビル、点滴薬ラピアクタなどがある。タミフルよりも服用回数が少ない飲み薬のゾフルーザも発売されている。
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医師の性的虐待で和解成立 米体操女子、550億円

2018年05月17日 22時02分10秒 | 事故事件訴訟
医師の性的虐待で和解成立 米体操女子、550億円
2018年5月17日 (木)配信共同通信社

 【ニューヨーク共同】米国体操協会の元チームドクター、ラリー・ナサル被告による女子選手への性的虐待問題で、被告が所属していたミシガン州立大と被害者の間で和解が16日に成立した。AP通信など複数の米メディアが報じた。総額5億ドル(約550億円)で、米大学スポーツ界でのこれまで最大の和解金1億ドルを大きく上回った。
 最長で禁錮175年の判決を受けたナサル被告に虐待されたと訴えた女性は五輪金メダリストを含む332人にも上り、4億2500万ドルが支払われる。7500万ドルは新たに訴え出た被害者のために用意されるが、大学側はどのように工面するかは公表していない。
 米国オリンピック委員会と米国体操協会に対する訴えは、この和解とは別だという。
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西城秀樹さんが死去 歌手、新御三家で人気 「YOUNG MAN」

2018年05月17日 21時54分32秒 | 
西城秀樹さんが死去 歌手、新御三家で人気 「YOUNG MAN」
2018年5月17日 (木)配信共同通信社

 「傷だらけのローラ」「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」などのヒット曲で知られる歌手の西城秀樹(さいじょう・ひでき、本名木本龍雄=きもと・たつお)さんが16日午後11時53分、急性心不全のため横浜市内の病院で死去した。63歳。広島市出身。葬儀・告別式は26日午前11時から東京都港区南青山2の33の20、青山葬儀所で。喪主は妻木本美紀(きもと・みき)さん。
 中学生のころからバンド活動を始め、16歳のときに「恋する季節」(1972年)でデビュー。73年の「情熱の嵐」がヒットして人気に火が付き、ほぼ同時期にデビューした郷(ごう)ひろみさん、野口五郎(のぐち・ごろう)さんとともに「新御三家」と呼ばれた。
 叫ぶように歌う情熱的な歌唱スタイルで「激しい恋」「傷だらけのローラ」「ブーメラン ストリート」「ギャランドゥ」などヒット曲を連発。米グループ、ビレッジ・ピープルのダンスナンバーをカバーした「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」は、アルファベットを両手で表す振り付けも話題を集め、大ヒットとなった。
 80年代からはアジアでの活動にも力を入れ、88年のソウル五輪前夜祭で、当時は公の場では禁止されていた日本の歌を披露。98年には日本人として初めて中国・万里の長城の前で歌った。
 テレビドラマ「寺内貫太郎一家」やNHK連続テレビ小説「つばさ」、映画「愛と誠」などで俳優としても活躍。「ヒデキ、感激!」のフレーズが流行語となったカレーのCMや、アニメ「ちびまる子ちゃん」のテーマ曲「走れ正直者」などでも親しまれた。
 2003年と11年に脳梗塞で入院、リハビリをしながら音楽活動を続けていた。
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抗がん剤「オプジーボ」治験開始 岡山労災病院の藤本医師ら

2018年05月17日 20時31分33秒 | ガン
抗がん剤「オプジーボ」治験開始 岡山労災病院の藤本医師ら
2018年5月15日 (火)配信山陽新聞

 岡山労災病院(岡山市)腫瘍内科部長の藤本伸一医師(49)らは、アスベスト(石綿)が主な原因のがん・胸膜中皮腫が進行した患者を対象に、抗がん剤「オプジーボ」を使う臨床試験(治験)を始めた。初期の抗がん剤治療から用いる新たな試み。効果が確認されれば、治療が難しい上に今後増加が見込まれる胸膜中皮腫の患者にとって朗報となる。
 中皮腫の大半を占める胸膜中皮腫は、診断後の生存期間の中央値が7・9カ月にとどまる。進行して手術ができない患者に対しては、2種類の抗がん剤の併用が標準治療で、2007年に公的医療保険が適用されたが、副作用が強く6回程度の投与が限度とされる。
 オプジーボを製造する小野薬品工業(大阪市)によると、2種類の抗がん剤治療を経た胸膜中皮腫の患者にオプジーボを投与する治験は国内で既に行われている。岡山労災病院は国内有数の中皮腫の研究・診療拠点となっており、藤本医師は一次治療に適用できないか着目。厚生労働省の補助事業として治験の実施が決まった。
 計画では、手術が難しい状態に進行しながらも未治療の患者に、従来の2種類の抗がん剤とオプジーボの計3種類をセットにして3週間ずつ空けながら4~6回投与。その後オプジーボのみに切り替え、肺炎など懸念される副作用の問題がなければ続ける。1月下旬と今月初め、岡山県内の男性1人ずつに始めており、岡山大病院(岡山市)四国がんセンター(松山市)山口宇部医療センター(山口県宇部市)の3病院とも連携し、本年度中に計18人に行う予定。
 藤本医師は「胸膜中皮腫は長い間効果的な薬が見つかっていない。一人でも多くの患者を救えるようオプジーボの保険適用を目指す」とし、治験希望者の申し出を受け付けている。
 厚労省によると、中皮腫による死者は15年に1504人で、20年間で3倍に増加。石綿は1970~80年代に大量に使われたことや中皮腫の潜伏期間(30~40年)を踏まえ、25年ごろが発症のピークとみられている。
 オプジーボ 「免疫チェックポイント阻害剤」と呼ばれるタイプのがん治療薬。ヒトの体にはがん細胞などを排除する免疫の機能がある一方、がん細胞への攻撃にブレーキをかける分子もある。こうした分子の活動を阻害することで免疫の力を回復させ、がん治療に活用する。現在、皮膚がん、肺がん、腎細胞がんなどで保険が使える。2014年9月の発売当初は患者1人への投与で年間約3500万円かかることが批判された。その後、段階的に値下げされている。
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