救急病院が4千万円超調達 ネット活用、目標額の2倍
2019年9月4日 (水)配信共同通信社
医師不足に悩む大阪府三島救命救急センター(高槻市)がインターネットで運営資金を募ったクラウドファンディングは3日、当初目標の2倍を超える約4160万円を調達して終了した。存続が危ぶまれたため異例の手法で資金調達を始めたところ、3カ月で約1900人が寄付を表明した。支援金を集める手法として医療分野でも注目されそうだ。
センターは、総合病院などを母体とせず独立採算で運営する「単独型」の救命救急拠点。医療者不足で急患の受け入れ制限を迫られていた。6月に2千万円を目標に支援を募ると、元患者や地域住民から寄付が集まり、1週間で達成。目標額を4千万円に引き上げた。
非常勤医師ら数人を採用する資金とする予定だったが、想定を上回る支援が集まったことから常勤医師の確保なども含め、使い道を検討する。センターは「皆様の応援を胸に救命救急医療を絶やさぬよう頑張っていく」とのコメントを出した。
医療分野のクラウドファンディングでは、名古屋大医学部付属病院(名古屋市)が5月に小児医療の支援金として約3660万円調達した。関西医科大(大阪府枚方市)も6月から膵臓(すいぞう)がんの新しい治療法の臨床試験費用を募っており、今月8日の終了を前に3450万円以上の寄付が集まっている。
2019年9月4日 (水)配信共同通信社
医師不足に悩む大阪府三島救命救急センター(高槻市)がインターネットで運営資金を募ったクラウドファンディングは3日、当初目標の2倍を超える約4160万円を調達して終了した。存続が危ぶまれたため異例の手法で資金調達を始めたところ、3カ月で約1900人が寄付を表明した。支援金を集める手法として医療分野でも注目されそうだ。
センターは、総合病院などを母体とせず独立採算で運営する「単独型」の救命救急拠点。医療者不足で急患の受け入れ制限を迫られていた。6月に2千万円を目標に支援を募ると、元患者や地域住民から寄付が集まり、1週間で達成。目標額を4千万円に引き上げた。
非常勤医師ら数人を採用する資金とする予定だったが、想定を上回る支援が集まったことから常勤医師の確保なども含め、使い道を検討する。センターは「皆様の応援を胸に救命救急医療を絶やさぬよう頑張っていく」とのコメントを出した。
医療分野のクラウドファンディングでは、名古屋大医学部付属病院(名古屋市)が5月に小児医療の支援金として約3660万円調達した。関西医科大(大阪府枚方市)も6月から膵臓(すいぞう)がんの新しい治療法の臨床試験費用を募っており、今月8日の終了を前に3450万円以上の寄付が集まっている。