台風死者、12都県80人に 住宅被害、5万6千棟超 西日本豪雨上回る
2019年10月21日 (月)配信共同通信社
甚大な被害をもたらした台風19号の影響で20日、新たに1人の遺体が宮城県丸森町の住宅で見つかり、共同通信の集計で死者は12都県80人となった。不明者は10人とみられる。総務省消防庁は、住宅被害が同日時点で5万6753棟に達したと発表。昨年の西日本豪雨の約5万1千棟を上回る規模となった。
雨が上がった被災地では、警察や消防、自衛隊などが行方不明者の捜索を続け、住民らは自宅の片付けなどに追われた。ボランティアによる支援も宮城、福島両県で本格化。泥の付いた家財道具を運び出し、炊き出しもあった。
総務省消防庁によると、住宅被害の内訳は全半壊が14都県986棟、一部損壊が28都道府県2682棟、床上浸水が16都県2万9982棟、床下浸水が21都県2万3103棟。
内閣府によると、20日現在、11都県の4077人が避難所生活を強いられている。厚生労働省の集計では、7万8269戸で断水が続いた。
国土交通省によると、土砂災害は20都県で計432件が確認され、堤防の決壊は7県の71河川135カ所に上る。
宮城県警は20日、丸森町の中野悦子(なかの・えつこ)さん(87)の遺体が見つかったと発表。14日と16日に同町で見つかった2人の遺体の身元を小野新一(おの・しんいち)さん(67)、志賀正英(しが・まさひで)さん(77)と確認した。
福島県川内村で行方不明になっているのが、付近のトンネル工事を請け負う「安藤ハザマ」の男性従業員(69)であることも判明した。
2019年10月21日 (月)配信共同通信社
甚大な被害をもたらした台風19号の影響で20日、新たに1人の遺体が宮城県丸森町の住宅で見つかり、共同通信の集計で死者は12都県80人となった。不明者は10人とみられる。総務省消防庁は、住宅被害が同日時点で5万6753棟に達したと発表。昨年の西日本豪雨の約5万1千棟を上回る規模となった。
雨が上がった被災地では、警察や消防、自衛隊などが行方不明者の捜索を続け、住民らは自宅の片付けなどに追われた。ボランティアによる支援も宮城、福島両県で本格化。泥の付いた家財道具を運び出し、炊き出しもあった。
総務省消防庁によると、住宅被害の内訳は全半壊が14都県986棟、一部損壊が28都道府県2682棟、床上浸水が16都県2万9982棟、床下浸水が21都県2万3103棟。
内閣府によると、20日現在、11都県の4077人が避難所生活を強いられている。厚生労働省の集計では、7万8269戸で断水が続いた。
国土交通省によると、土砂災害は20都県で計432件が確認され、堤防の決壊は7県の71河川135カ所に上る。
宮城県警は20日、丸森町の中野悦子(なかの・えつこ)さん(87)の遺体が見つかったと発表。14日と16日に同町で見つかった2人の遺体の身元を小野新一(おの・しんいち)さん(67)、志賀正英(しが・まさひで)さん(77)と確認した。
福島県川内村で行方不明になっているのが、付近のトンネル工事を請け負う「安藤ハザマ」の男性従業員(69)であることも判明した。