【山口】47人感染下関の病院 新たなクラスター、宇部の病院 クラスターさらに22人
47人の居住地別は、宇部市25人、下関市16人、周南市と防府市各2人、山口市と長門市各1人。症状確認中の光風園病院患者2人以外は軽症か無症状という。
下関市保健部などによると、光風園病院は主に回復期や慢性期のリハビリテーションを担い、既に職員と入院患者計3人が感染。3人と同じ病棟の112人を検査し、新たに20~50代の職員4人と80、90代の入院患者3人の陽性が分かった。市は検査範囲をさらに約600人に広げる。同病院は入退院や通所サービス、訪問看護などを当面中止する。
県健康増進課によると、扶老会病院を巡る18日の68人の陽性公表を受けて約320人を検査し、50~90代の入院患者18人と、職員と出入り業者計4人が陽性となった。これまでと別の病棟でも陽性を確認し、引き続き広がりを調べる。下関市が19日に感染を公表した同市の30代男性はこの病院職員の家族で、市は男性が勤める別の市内医療機関でも数十人規模を検査する。
周南市のサービス付き高齢者向け住宅のクラスターでは、新たに40~80代の男女3人の感染も判明。一連の陽性者は46人になった。
県内の感染確認は再陽性の4人を含めて延べ968人。19日午後3時現在、入院患者は調整中も含め177人で、重症2人、中等症32人、軽症・無症状143人。宿泊療養者は扶老会病院の入院患者を含め122人。