東日本大震災:福島第1原発事故 東電、人工透析患者に1人4万円賠償
その他 2015年10月23日 (金)配信毎日新聞社
腎臓病の患者でつくる福島県腎臓病協議会は22日、東京電力福島第1原発事故当時に人工透析治療を受けていた県内の患者について、一部を除き精神的賠償として1人当たり4万円を支払うことで東電と合意したと発表した。
同協議会によると、特定の疾病を巡り患者団体と東電が賠償の枠組みを決めたのは初めて。
東電側が「医療機関に患者が殺到し、治療の中断などが発生し、健康の悪化や生命の危険に対する恐怖や不安があった」として賠償を認めたという。
対象は県沿岸部と中央部の医療施設で透析治療を受けていた患者。会津地方や、既に1人当たり月10万円の精神的賠償が支払われている避難指示区域などの患者は含まれない。
事故当時の県内の患者約5500人のうち約4200人が対象とみられる。【土江洋範】
その他 2015年10月23日 (金)配信毎日新聞社
腎臓病の患者でつくる福島県腎臓病協議会は22日、東京電力福島第1原発事故当時に人工透析治療を受けていた県内の患者について、一部を除き精神的賠償として1人当たり4万円を支払うことで東電と合意したと発表した。
同協議会によると、特定の疾病を巡り患者団体と東電が賠償の枠組みを決めたのは初めて。
東電側が「医療機関に患者が殺到し、治療の中断などが発生し、健康の悪化や生命の危険に対する恐怖や不安があった」として賠償を認めたという。
対象は県沿岸部と中央部の医療施設で透析治療を受けていた患者。会津地方や、既に1人当たり月10万円の精神的賠償が支払われている避難指示区域などの患者は含まれない。
事故当時の県内の患者約5500人のうち約4200人が対象とみられる。【土江洋範】