ここのところ、夏の葉焼けと冬の葉焼けを同一視して「光阻害」だと主張していた輩がいるが、どちらも原因、メカニズムに大きな違いがあります。
それどころか、「冬の葉焼け」ということ自体にも問題があるので。
というのも、かつては「冬の葉焼け」などとは言わなかったのだが、最近になって突然言い出す人が出てきているのです。
が、これは「葉焼け」ではなく、「低温障害による変色」というべきであって、これが原因で枯れることもあるが。
ちなみに、一部の植物では赤やピンクになることもあって、この場合だと「紅葉」という場合もあるのです。
が、秋に落葉樹の葉が紅葉をするが、その色は千差万別で、赤や黄色、ピンク以外の色になることも多く、一見「葉焼け」のような感じになることだってあるのだ。
が、それも紅葉の一種なのです。
つまり、最近「葉焼けした」と騒いでいるのは、「単なる変色(紅葉の一種?)」でしかないのだ。
が、落葉樹とは違うので、「低温障害の前兆」として変色をすることも多いが。
さらに、日光や人工照明と無関係で起きることもあるので。
そう、光が当たらなくても変色は起きるのだから、「葉焼け」という言葉自治が意味をなさないのです。
これを人間に例えるなら、夏の葉焼けは「日光による軽いやけど(熱傷)」と同じで、気温が低い時期に起きの葉焼けは「シモヤケ(霜焼け、凍傷)」といってもよいかも。
どちらも「焼け」という言葉は付くが、まったくの別物です。
となると、夏の葉焼けには「強い日光」が関係しているようにも思うだろうが、日光だけでは起きないこともあるが。
実際には「熱」も大いに関係があります。
って言うか、熱単独でも「葉焼け(熱傷)」は起きるので、そう単純な事ではないのだが・・・・。
葉の厚みや植物の種類によっても違いがあるので。
で、夏の葉焼けが起きるか起きないかには「風」も多いに絡んでいるので、そう単純な事ではないのだが・・・・。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます