ほとんどの本やネット上のサイトでも、地(露地)植えと鉢植えの違いに関してはほとんど書かれていないが・・・・。
なので、今回はその違いに関して少し書いてみようと思う。
鉢植には「プランター」や「コンテナ」での栽培も含むが、「小さな花壇」も含まれるかも。
それでは一体どんな違いがあるのか。
最大の違いは「土の量」だろう。
ちなみに、小さなお鍋と大きなお鍋でお湯を沸かすとどうなるか。
「そんな当たり前のことは聞かなくてもわかる」という人がほとんどであろうが、それと同じことが地植えと鉢植えにも起きるのです。
小さなお鍋はすぐにお湯も沸くが、火を止めると冷めるのも早い。
大きなお鍋だとお湯が沸くまでに時間がかかるが、火を止めてもすぐには冷めない。
これを冬の寒い時期に当てはめると・・・・。
鉢植だと土の量が少ないため、気温の低下をもろに受けてしまい、「鉢植えの土の芯まで凍結する」ということもあるが、地植えでは北海道でもないと土が凍結することはありません。
土が凍結したらどうなるのか。
ひ弱な細い根はダメージを受け、それが原因で枯れることも。
それでは、夏はどうなのか。
鉢植は土が少ないので、気温の上昇に合わせて土の温度が上昇するが、夜間は冷えるのも早い。
が、地中だと気温の影響は受けにくいので地温の変動は少ない。
ということは・・・・。
植物にとっては優しい環境に。
また、鉢植だと「乾湿」の変化も激しいが、地植えは変化も少ない。
さらに、鉢植だと土が少なくて根も自由に伸びることができないが、地植えなら自由に伸びられる。
ということで、「地植えと鉢植えは別物だ」と思っていた方がよいのです。
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