Mars&Jupiter

おおくぼっちの屋根裏部屋へようこそ!

カマルゴ・グァルニエリのブラジル舞曲を聴きながら、鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-09-14 05:10:16 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
途中聴いたのは1907年生まれのグァルニエリの作品。
ブラジルのサンパウロ州ティエテで生まれた彼は、
サンパウロ音楽院でピアノと作曲を学び、
パリではシャルル・ケクランに師事した。
ブラジル舞曲の詳しい作曲年代は不詳である。
演奏はフレデリック・フェネル指揮、
イーストマン・ロチェスター・ポップス・オーケストラの演奏による。
軽快なリズムに乗りながらフルートによって奏でられる旋律は、
明るくブラジル的で、他の楽器がその旋律を受け継ぎ、
金管楽器や打楽器により盛り上がって終わる短い曲である。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイトル(エイトール)・ヴィラ=ロボスの交響曲第6番を聴きながら鶴ヶ峰から二俣川まで歩く

2012-09-08 16:30:26 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日は鶴ヶ峰駅から二俣川まで歩きました。
今回とりあげるのは1887年に生まれたブラジルの作曲家ヴィラ=ロボスの作品。
途中聴いたのは、1944年に作曲された交響曲第6番である。
「ブラジルの山並みについて」という標題を持っている。
聴いたCDはカール・セント=クレア指揮、
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団の演奏による。
第一楽章アレグロ・マ・ノン・トロッポは、
弦楽器によりおおやかな感じの旋律が奏でられて始まり、
フルートがその旋律を受け継ぎ、金管楽器も加わり盛り上がる。
もう一つの旋律が金管楽器によって始まり、弦楽器が受け継ぐ。
それらの旋律をもとに音楽は展開され、
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がって、力強く終わる。
第二楽章レント-アダージョは、イングリッシュホルンが旋律を奏で、
弦楽器がそれに絡むようにして始まる。
イングリッシュホルンが奏でる旋律は叙情的で、
それに独奏ヴァイオリンやフルート、ホルンなどが絡み、
神秘的な世界を描いているかのようにも感じる。
4つの音型がオスティナート風に低弦で繰り返されたあと、
金管楽器と打楽器が加わり、少し激しくなったあと、
ホルンが旋律を力強く奏でて、弦楽器が絡み、最後は静かに終わる。

第三楽章アレグレット・クワジ・アニマートは、
弦楽器と金管楽器で軽快な旋律を力強く奏でて始まるスケルツォ楽章である。
中間部でハープと木管楽器による牧歌的な部分と、弦楽器によるシリアスな部分と、
金管楽器による荒々しい部分が絡み合ったあと、
再び冒頭の旋律が現れて、最後は金管楽器中心に盛り上がって力強く終わる。
第四楽章アレグロは、弦楽器と金柑楽器により歌うような旋律が奏でられ、
打楽器がそれに呼応するように音を入れて繰り返す。
そのあと木管楽器中心に旋律が奏でられ、
そのあと弦楽器や金管楽器により軽快な旋律が繰り返されていく。
そして金管楽器と打楽器による一音による強烈なリズムが刻まれ、
そのあとはハープと弦楽器の伴奏の上で木管楽器が旋律をやさしく奏で、
再び弦楽器と打楽器、金管楽器により盛り上がって終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイトル・ヴィラ=ロボスのブラジル風バッハ第4番を聴きながら星川から片倉町まで歩く

2010-05-31 05:32:05 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日は星川から片倉町まで歩き、そのあと新横浜駅まで歩きました。
そして町田に電車に乗って行き、小田急相模原まで電車で行き、
萬金餃子で餃子を買って、そこから東林間駅まで歩いた。
ラテンアメリカ編はそろそろ今回で終わりとしたい。
途中聴いた曲は、1887年生まれのヴィラ=ロボスの作品。
彼の略歴については触れたので省略する。
ブラジル風バッハ第4番は1930年に作曲されたが、
最初ピアノ協奏曲として着手されたこの曲は、
1940年から管弦楽化に取り掛かり、
1942年作曲者自身の指揮で初演された。
今回聴いたCDは、エンリケ・バティス指揮、
ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団の演奏による。

第1楽章「前奏曲(序曲)」は、情感のある旋律が弦楽器によって示される。
とてもロマンティックな音楽で、郷愁ともいうべき、
何か過去をなつかしむかのような音楽が弦楽合奏で奏される。
第2楽章「コラール(奥地の歌)」は、
木管楽器が冒頭から活躍し、歌うような旋律が奏される。
繰り返し高音で出てくる音型は、ブラジルに住む鳥の、
アラボンガの声を模倣しているということである。
音楽はやがて金管楽器も加わり厚みを増し、
ダイナミックな自然を表現した音楽を作り出していく。

第3楽章「アリア(カンティガ)」は、雄大な感じの序奏で始まる。
やがてゆっくりとしたテンポで素朴な宗教的な歌の旋律が現れ、
これが様々な楽器に受け継がれていく。
中間部はテンポが速まり、軽快に旋律が奏されていく。
そして再び冒頭のゆったりとしたテンポに戻って、
様々な楽器が受け継ぎ、最後はフルートが吹いて終わる。
第4楽章「踊り(ミウヂーニョ)」は、金管楽器などにより軽快に、
そして打楽器も加わり、ダイナミックに舞曲風の旋律が奏される。
ミウヂーニョは、ブラジル民俗舞曲の一つということである。
中間部フルートに続き、踊りのテンポは勢いをあげていく。
そして冒頭の舞曲風の旋律が繰り返され、最後は堂々と終わる。

なお、今回までとりあげたラテンアメリカ編のCD等の情報は、
以下のアドレスの各分野のところで赤字NEWで示してあります。
http://www1.ocn.ne.jp/~bocchi07/ongaku-kenkyu.html
参考にしていただければ幸いです。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイトル・ヴィラ=ロボスの交響曲第9番を聴く

2010-05-22 12:30:12 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日は飲み会のためウォーキングを休みました。
今回取り上げる曲は、1887年生まれのヴィラ=ロボスの作品。
聴いたCDは、カール・セント=クレア指揮、
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団の演奏によるもの。
交響曲第9番は1952年にリオデジャネイロで作曲された。
二人目の妻であったアルミンダ(愛称ミンジーニャ)に献呈された。
初演はユージン・オーマンディ指揮、
フィラデルフィア交響楽団により行われたようだ。
第一楽章アレグロは、四つの音型が速く繰り返される中、
シリアスな感じの中、主題が金管楽器中心に奏されていく。
落ち着きのないような音型の繰り返しと、
大らかで堂々とした主題を中心に展開され、
最後は金管楽器中心に盛りあがり、突然終わる。

第二楽章アダージョは、ゆったりと弦楽器が奏し、
ハープに乗って管楽器が神秘的な感じの旋律を奏する。
そのあとホルンが堂々とした主題を奏する。
この主題はさまざまな楽器に引き継がれる。
次に木管楽器で奏されるのどかな感じの旋律が登場する。
そしてロマンティックな旋律が奏されたあと、
神秘的な感じに戻り、最初の堂々とした主題が再現される。
解説書をみるとABCAの構造で作られているようだ。

第三楽章スケルツォは、三部形式で書かれているようだ。
映画音楽を思わせるような現代的な感じの楽章である。
軽快なリズムで弦楽器と打楽器が奏する旋律と、
荒々しく堂々と金管楽器が奏する旋律が絡み合い、
せわしい感じで音楽が展開されていく。
中間部を経て、最初の主題が再現されあっさり終わる。
第四楽章アレグロ・ジュストは、
ロンド風形式で書かれているようだ。
軽快なテンポで最初おどけたような主題が奏され、
その後別の二つの主題が金管楽器と弦楽器により奏され、
その旋律の動き方はヴィラ=ロボスらしい。
再び最初のおどけたような主題が現れ、コーダに入る。
最後は金管楽器中心に盛りあがりをみせ、
勝利感のあるような中で堂々と終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

エイトル(エイトール)・ヴィラ=ロボスの交響曲第3番「戦争」を聴く

2010-05-15 11:25:51 | 古典~現代音楽ブラジル編
昨日は飲み会があったため、ウォーキングを休みました。
今回取り上げる曲は1887年生まれのヴィラ=ロボスの作品。
彼の略歴については以前触れているので省略する。
交響曲第3番「戦争」は、1919年に作曲された。
ブラジル政府から委嘱された作品のようで、
当時のブラジル大統領エピタシオ・ペソアを讃える演奏会で、
同年リオデジャネイロにて初演が行われたようだ。
聴いたCDは、カール・セント=クレア指揮、
SWRシュトゥットガルト放送交響楽団の演奏によるものである。
第一次世界大戦に関する作曲者自身の印象と感情を表現した作品のようだ。

第一楽章アレグロ・クワジ・ジュスト「人生と労働」は、
ロンド風の形式で書かれ、6つの部分とコーダによって構成されるようだ。
印象派の音楽を思わせるような音楽で始まり、
金管楽器を中心に徐々に盛りあがりをみせていく。
そのあと一旦静まり、打楽器と弦楽器により、
軍隊を思わせるようなリズムが刻まれ、そのあと再び盛り上がりを見せ、
終わりの6分を過ぎたところで「ラ・マルセイエーズ」の主題が現れて終わる。
これは終楽章にも登場するものの伏線であろう。
それとともに交響曲第4番との深い関連性を暗示させる。
第二楽章コモ・スケルツォ「陰謀とうわさ」は、
弦楽器と管楽器により幻想的で印象派的な第一主題が示される。
もう一つは単旋律的な主題が管楽器によって奏される。
二つの主題は変奏曲風に展開され、最後軽快に終わる。

第三楽章レント・エ・マルチアル「受難」は、厳粛な感じの楽章で、
重々しく悲哀を表すような主題が弦楽器によって示されて始まる。
もう一つの主題はコントラバスの上にオーボエなどの管楽器中心に示され、
これらの主題をもとに音楽は情熱的に、ドラマティックに展開されていく。
全楽章の中でみると長大な楽章であり、
戦争の悲惨さを表現している感じであり、最後は静かに終わる。
第四楽章アレグロ・インペトゥオーソ「戦い」は、
戦場の様子を描写したような感じの楽章で、
最初勇ましい感じの主題がホルンなど金管楽器によって示される。
打楽器の軽快なリズムに乗り金管楽器が「ラ・マルセイエーズ」の主題を奏し、
それまでの様々な主題と絡み合いながら、曲はクライマックスに向かい、
最後は圧倒的な勝利感を思わせるような華やかな感じで終わる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする