Mars&Jupiter

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リヒャルト・ワグナーの楽劇「神々の黄昏」序幕第1幕を聴く

2018-01-05 04:29:18 | リヒャルト・ワーグナーの作品
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1874年に作曲した楽劇「神々の黄昏」の序幕と第1幕である。
今回も簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDは1951年のモノラル録音で
ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のアストリッド・ヴァルナイ、
ジークフリート役(テノール)のベルント・アルデンホフ、
グンター役(バリトン)のヘルマン・ウーデ、
ヴァルトラウテ役(メゾ・ソプラノ)のエリーザベト・ヘンゲン、
アルベリヒ役(バス)のハインリヒ・プフランツェル、
ハーゲン役(バス)のルートヴィヒ・ウェーバー、
グートルーネ役(ソプラノ)のマルタ・メードル、
ヴォークリンデ役(ソプラノ)のエリーザベト・シュヴァルツコップ、
ヴェルグンデ役(ソプラノ)のハンナ・ルートヴィヒ、
フロースヒルデ役(メゾ・ソプラノ)のヘルタ・テッパー、
第1のノルン役(アルト)のルート・ジーヴェルト、
第2のノルン役(ソプラノ)のイラ・マラニウク、
第3のノルン役(ソプラノ)のマルタ・メードル、
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、
バイロイト祝祭劇場管弦楽団および合唱団の演奏による。
序幕は管弦楽による前奏のあと3人のノルンたちによる会話で始まる。
そして、ブリュンヒルデの歌とジークフリートの歌が交互に歌われ、
ロマンティックな音楽が展開され、ジークフリートは旅立っていく。
そして、間奏曲に続き第1幕第1場に入り、
グンターとハーゲンの会話に始まり、そこにグールトルーネが絡む。
この部分の各歌手の歌いは素晴らしく、管弦楽の演奏がとてもいい。
第2場でギービヒ家にやってきたジークフリートが、
ハーゲンの計略にはまり媚薬を飲まされ、
ブリュンヒルデのことを忘れ、グートルーネに求婚してしまう。
第3場はブリュンヒルデが訪ねてきたヴァルトラウテが、
対話する場面から始まり、そのあとジークフリートが現れる。
このあたりの歌と演奏もモノラル録音であるがいい。
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リヒャルト・ワグナーの楽劇「ジークフリート」全曲を聴く

2018-01-03 20:47:41 | リヒャルト・ワーグナーの作品
しばらく、妻方の親類の集まりなどで忙しかった日でした。
残った2日でワグナーのニューベルングの指輪の続きを取り上げます。
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1871年に作曲した楽劇「ジークフリート」である。
今回も簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDはジークフリート役(テノール)の
ヴォルフガング・ノイマン、ミーメ役(テノール)の
ハンス=イェルク・ヴァインシェンク、
ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のカルラ・ポール、
さすらい人役(バス)のジョン・ウェーグナー、
アルベリヒ役(バリトン)のオレク・ブリヤーク、
エルダ役(アルト)のオルトルン・ヴェンケル、
ファーフナー役(バス)のサイモン・ヤング、
森の小鳥役(ソプラノ)のタイニー・ペータース、
ギュンター・ノイホルト指揮、
カールスルーエ・バーデン州立歌劇場管弦楽団の演奏による。
第1幕は前奏曲のあとジークフリートとミーメの対話が続く。
そして、外にジークフリートが出た後そこにさすらい人が現れる。
さすらい人はヴォータンであり、ミーメとの間に対話が続き、
3つの問いをさすらい人がミーメにする場面となる。
そのあと再びジークフリートとミーメの対話になるが、
ノートゥングを鍛え上げるのはジークフリートしかいないことを
ミーメが伝え、ジークフリートがそれを鍛え上げるとことが、
一つの見せ場であるが、うまくドラマティックに盛り上げている。
第2幕は重々しい前奏曲に始まり、「欲望の洞窟」で、
アルベリヒとさすらい人が対話をする第1場に続いていく。
第2場はジークフリートが大蛇となったファーフナーを倒す場面である。
最後の森の小鳥とジークフリートの対話の部分の音楽が美しい。
第3場はアルベリヒとミーメの対話から始まる。
そしてジークフリートはミーメを剣で倒すが、
その音楽はミーメに対する今までの嫌悪を表している感じを受ける。
そして、第3幕は壮大な前奏曲に始まり、
第1場さすらい人とエルダの長い対話の部分に入る。
そして、第2場でジークフリートとさすらい人の対話の部分になる。
そしてジークフリートがさすらい人(ヴォータン)の槍を剣で打ち砕き、
第3場でワルキューレの岩山に進み、ブリュンヒルデの姿を見つける。
そこからの音楽は熱愛を訴えるロマンティックな音楽が展開される。
ジークフリート牧歌の主題が流れ、最後は二重唱となり、
金管楽器中心に盛り上がりをみせた高揚感の中で、終わる。
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リヒャルト・ワグナーの楽劇「ワルキューレ」を聴く

2017-12-28 22:51:23 | リヒャルト・ワーグナーの作品
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1856年にかけて作曲した楽劇「ワルキューレ」である。
今回も簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDはジークムント役(テノール)の
ヴォルフガング・ヴィントガッセン、
フンディング役(バス)のゴットローブ・フリック、
ヴォータン役(バス-バリトン)のジェローム・ハインズ、
ジークリンデ役(ソプラノ)のオーセ・ノルドモ=レーヴベリ、
ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のアストリッド・ヴァルナイ、
フリッカ役(メゾ・ソプラノ)のヘルタ・テッパー、
ヘルムヴィーゲ役(ソプラノ)のイングリート・ビョーナー他と、
ルドルフ・ケンペ指揮、バイロイト祝祭管弦楽団の演奏による。
昔ニーベルングの指輪の全集で購入したCDの一部である。
冒頭の音楽が凄まじさを感じさせ、印象に残る。
1960年録音のモノラル録音ではあるが、聴きやすい。
第1幕の終わりでトリネコの木に突き刺さり、
誰も今まで引き抜いたことのない剣を、
ジークムントが引き抜き、「ノートゥング」と歌い、
盛り上がっていく部分の音質が良くなく、残念である。
第2幕は歌手の歌うところどころにワルキューレの主題が現れ、
ヴォータンの歌唱が素晴らしいと感じた。
第3幕冒頭のワルキューレの騎行の躍動感もいい。
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リヒャルト・ワグナーの楽劇「ラインの黄金」を聴く

2017-12-27 18:16:12 | リヒャルト・ワーグナーの作品
年末年始はワグナーの作品について触れていく。
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1853年から54年にかけて作曲した楽劇「ラインの黄金」である。
ここでは簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDはヴォータン役(バリトン)のテオ・アダム、
ドンナー役(バス)のゲルト・ニーンシュテット、
フロー役(テノール)のヘルミン・エッサー、
ローゲ役(テノール)のウォルフガング・ヴィントガッセン、
アルベリヒ役(バリトン)のグスタフ・ナイトリンガー、
ミーメ役(テノール)のエルヴィン・ヴォールファールト、
ファゾルト役(バス)のマルッティ・タルヴェラ、
ファフナー役(バス)のクルト・ベーメ、
フリッカ役(メゾ・ソプラノ)のアンネリース・ブルマイスター、
フライア役(ソプラノ)のアニア・シリア、
エルダ役(アルト)のヴィエーラ・ソウクポヴァー、
ヴォークリンデ役(ソプラノ)のドロテア・ジーベルト、
ヴェルグンデ役(ソプラノ)のヘルガ・デルネシュ、
フロースヒルデ役(メゾ・ソプラノ)のルート・ヘッセ、
カール・ベーム指揮、バイロイト祝祭管弦楽団の演奏による。
幻想的に始まる冒頭からベーム盤は流れるように音楽が進行し、
思わず引き込まれる演奏で、巨人族が登場する場面は、
テンポは速いが、ダイナミックである。
1967年録音で、ヴォータン役をつとめるテオ・アダムなど、
当時の歌手たちの歌唱は素晴らしい。
最後に向けたドラマティックな展開の音楽と歌も素晴らしい。
最後に向けたドラマティックな展開の音楽と歌も素晴らしい。
リングをめぐる欲望とそれを手にしたものの破滅、
最後は三人の姫の歌う中でヴォータンとローゲが歌い、
壮大で力強い音楽が管弦楽で奏でられ盛り上がりの中で終わる。
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リヒャルト・ワグナーの楽劇「ニューベルングの指輪」を聴く

2016-08-19 06:35:22 | リヒャルト・ワーグナーの作品
ブライアンの特集を今回はお休みにして今回ワグナーの作品をあげる。
ここ4日間で最近使っていなかったLD(レーザーディスク)で、
ワグナーの楽劇「ニューベルングの指輪」の全曲を聴きました。
1989年から1990年に上演されたものをがライヴ録画したもので、
映像は16時間にわたり、演奏はジェイムス・レヴァイン指揮、
メトロポリタン歌劇場管弦楽団によるものである。
簡単に感想を述べておくと、楽劇「ラインの黄金」は壮大な作品で、
ヴォ―タン役のジェイムズ・モリスやローゲ役のイェルザレムの歌や、
アルベリヒ役のヴラシハとミーメ役のツェドニクの演技が印象に残った。
楽劇「ヴァルキューレ」はジークムント役のゲイリー・レイクスや、
ジークリンデ役のジェシーノーマンの歌唱は素晴らしかったのはもちろん、
ブリュンヒルデ役のヒルデガルト・ベーレンスとヴォータン役の
ジェイムズ・モリスによる第3幕のやりとりがよかった。
楽劇「ジークフリート」は、ジークフリート役のイェルザレム、
ブリュンヒルデ役のヒルデガルト・ベーレンスの歌唱がよかった。
またミーメ役のツェドニクの演技が素晴らしかった。
楽劇「神々の黄昏」は、すべての楽劇の中で一番長い作品である。
ジークフリート役のジークフリート・イェルザレムや、
ブリュンヒルデ役のヒルデガルト・ベーレンスの歌唱が素晴らしく、
ハーゲン役マッティ・サルミネンの存在感ある演技がよかった。
また楽劇「ラインの黄金」と楽劇「ヴァルキューレ」に、
フリッカ役で出ていたクリスタ・ルードヴィヒが、
この「神々の黄昏」の第1幕第3場で、ヴァルトラウテ役で、
素晴らしい歌唱を聴かせていたところも印象的であった。
今まで見る十分な時間がなくて一度も見てなかったのを
今回全曲見て、楽劇「ニューベルングの指輪」の全容が分かり、
とても充実した4日間であったのですが、
それにしてもワグナーの管弦楽による音楽表現は素晴らしく、
だからこそ、色々な作曲家に影響を与えたのだなと感じた。
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