Mars&Jupiter

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フリードリヒ・ゲルンスハイムの交響曲第4番変ロ長調作品62を聴く

2015-03-22 21:15:59 | 古典~現代音楽ドイツ編
昨日はウォーキングを休みました。
今回取り上げるのは1839年ドイツ生まれのゲルンスハイムが
1895年に作曲した交響曲第4番変ロ長調作品62である。
今回聴いたCDは、ジークフリート・ケーラー指揮、
ラインラント・プファルツ国立フィルハーモニー管弦楽団の演奏によるもの。
第一楽章アレグロは、弦楽器の奏でる力強い主題で始まる。
これを木管楽器も引き継ぎ、生き生きとした感じの音楽が奏でられる。
チェロがこれに続き歌うような主題を奏で、情熱的な旋律へと発展していく。
展開部はこれら主題をもとにドラマティックな展開をしていく。
ロマンティックででブラームス風の雰囲気を持ちながらも、
ドラマティックに盛り上がるところはワグナーに近い部分を感じさせる。
主題が繰り返されて、最後は力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・ソスティヌートは、
牧歌的な雰囲気で始まり、弦楽器と木管楽器が絡み合っていく。
甘美な主題が弦楽器中心に奏でられていき、
対照的に生き生きとした力強い主題も現れる。
金管楽器も鳴り響き、ドラマティックな展開もあり変化に富んでいる。
最後は穏やかに、そして静かに終わる。
第三楽章ヴィヴァーチェ・スケルツァンド・エ・コン・グラツィアは、
流れるように軽やかで舞踏風の旋律が奏でられて始まる。
金管楽器も活躍して盛り上がりをみせる部分もあり、
荒々しい部分もみせながら、最後は穏やかに終わる。
第四楽章アレグロ・コン・スピリート・エ・ジョコーソは、
弦楽器と金管楽器による力強い主題が奏でられる。
ホルンがその主題を受け継いで奏でていく。
また対照的にのどかな歌う感じの主題も現れる。
主題は展開されていき、雄大な感じも思わせる。
最後は徐々に盛り上がりをみせて、
ティンパニの連打とともに力強く終わる。
コメント
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