Mars&Jupiter

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ハヴァーガル・ブライアンの交響曲第12番を聴く

2016-10-24 05:43:57 | ハヴァーガル・ブライアンの作品
今回取り上げるのは1876年生まれのブライアンが、
1957年に作曲した交響曲第12番である。
演奏はエイドリアン・リーパー指揮、
スロヴァキア放送交響楽団によるものである。
アイスキュロスの『アガメムノン』の影響を受け、
作曲された単一楽章制の交響曲である。
大きくは4つの部分に分かれる。
冒頭の導入部は弦の伸ばす音とチェレスタで始まり、
木管楽器や金管楽器が加わり、神秘的な雰囲気を感じさせる。
そのあとアレグロ・マエストーソとなり、
金管楽器と弦楽器中心に力強く主題が奏でられていく。
二つ目のア・テンポ・マルシア・レントの部分に入り、
ゆったりとした中で徐々に行進曲風の音楽になり、
金管楽器中心に盛り上がりをみせたあといったん静まり、
木管楽器と金管楽器でゆったりとした旋律が奏でられる。
再び行進曲風の旋律が金管楽器と打楽器で奏でられ高揚したあと、
三つ目のアダージョ・エスプレッシーヴォの部分に入る。
弦楽器が叙情的な旋律を奏でていく。
四つ目のアレグロ・ヴィーヴォは、金管楽器の力強い旋律で始まり、
打楽器とともに盛り上がったあと静まって穏やかに終わる。
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