Mars&Jupiter

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リヒャルト・ワグナーの楽劇「神々の黄昏」第2幕および第3幕を聴く

2018-01-07 14:10:29 | 古典~現代音楽ドイツ編
今回取り上げるのは、1813年生まれのワグナーが、
1874年に作曲した作曲した楽劇「ラインの黄金」第2幕と第3幕である。
今回も簡単に聴いた全体的な感想を述べる。
今回聴いたCDは前回と同じ1951年のモノラル録音で、
ブリュンヒルデ役(ソプラノ)のアストリッド・ヴァルナイ、
ジークフリート役(テノール)のベルント・アルデンホフ、
グンター役(バリトン)のヘルマン・ウーデ、
ヴァルトラウテ役(メゾ・ソプラノ)のエリーザベト・ヘンゲン、
アルベリヒ役(バス)のハインリヒ・プフランツェル、
ハーゲン役(バス)のルートヴィヒ・ウェーバー、
グートルーネ役(ソプラノ)のマルタ・メードル、
ヴォークリンデ役(ソプラノ)のエリーザベト・シュヴァルツコップ、
ヴェルグンデ役(ソプラノ)のハンナ・ルートヴィヒ、
フロースヒルデ役(メゾ・ソプラノ)のヘルタ・テッパー他、
ハンス・クナッパーツブッシュ指揮、
バイロイト祝祭劇場管弦楽団および合唱団の演奏による。
第2幕は短い序奏に続き、第1場はアルベリヒとハーゲンの対話で始まる。
そこでアルベリヒは指環を奪うようにハーゲンに言う。
第2場では帰ってきたジークフリートにハーゲンとグートルーネに、
ブリュンヒルデを連れてきたことと、結婚式の準備に取り掛かるよう伝える。
第3場はその結婚式の準備の光景で合唱も加わり、華やかな感じになる。
第4場はグンターとともに現れたブリュンヒルデがジークフリートを見て尋ねるが、
ブリュンヒルデのことを忘れたジークフリートに裏切られたと思い失望する。
第5場はブリュンヒルデがハーゲンにジークフリートの弱点を伝える場面である。
そして誓いを破ったジークフリートを恨み、倒すというところまで気が高ぶる。
続く第3幕は序奏に続き、3人のラインの娘が歌うところから始まる。
第1場で3人のラインの娘はジークフリートに降りかかる災いが、
指環に関係あることを話すが、そのことをジークフリートは信じない。
第2場ではグンターとハーゲンとともに狩りに出かけたジークフリートに、
ハーゲンが語り掛けるところから始まる。
ハーゲンはジークフリートを殺害するタイミングを狙っている。
酒を飲みながら、グンターも加わり話が続いていく。
ブリュンヒルデに対する記憶を取り戻したところで、
ハーゲンはジークフリートの背中に槍を突き刺して殺害する。
この殺害のシーンは迫力ある演奏で申し分なく、
そのあとのジークフリートの最愛の女性への別れの歌も素晴らしい。
ジークフリートの葬送の音楽も素晴らしい。
第3場はハーゲンがジークフリートの死体を携え帰り、
それを見て、グートルーネがその死を嘆くシーンから始まる。
そしてグンターとハーゲンは指環をめぐり争い、
ハーゲンはグンターを殺害してしまう。
すべてを知ったブリュンヒルデは指環を3人のラインの娘に返す。
最後は壮大な音楽で終わるが、それにしても1951年録音の、
クナッパーツブッシュ盤はさすがに素晴らしい演奏である。
コメント
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