Mars&Jupiter

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アラン・ホヴァネスの「エリブリス(Elibris)」作品50を聴く

2018-03-02 06:10:25 | アラン・ホヴァネスの作品
今回取り上げるのは、1911年生まれのホヴァネスが、
1944年に作曲した「エリブリス(Elibris)」作品50である。
1945年に初演されたが、その後1948年に改訂されている。
(改訂版は1950年に初演され、このCDは改訂版によるもの)
フルートと弦楽オーケストラのための協奏曲である。
エリブリスは、解説書によれば、前9世紀から前6世紀の間に、
アルメニアの高地にあった(アナトリア周辺)、
ウラルトゥ王国の夜明けの神の呼び名のようだ。
このウラルトゥ王国はアッシリアの支配下にあったようだ。
今回聴いたCDはアレクサ・スティルのフルート、
ニコラス・ブレイスウェイト指揮、
ニュージーランド室内管弦楽団の演奏である。
フルートが奏でる東洋的な美しい旋律を管弦楽が支えて始まる。
はるか昔の時代を懐古するような感じの曲である。
自由奔放に動くフルートの旋律が魅力的である。
その旋律をチェロ独奏が引き継いでいく。
そして弦楽器がピチカートや流れるような旋律で絡み、
最後フルートが再び旋律を奏でて終わる
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