Mars&Jupiter

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マルコム・アーノルドの交響曲第7番作品113を聴く

2018-09-02 13:57:47 | 古典~現代音楽イギリス編
今回は1921年イギリス生まれのマルコム・アーノルドが、
1973年に作曲した交響曲第7番作品113を聴きました。
今回聴いたCDはアンドリュー・ペニー指揮、
アイルランド国立交響楽団の演奏である。
第一楽章アレグロ・エネルジーコは、弦楽器の奏でる旋律に始まり、
金管楽器や打楽器が絡んで荒々しい感じになる。
もう一つの旋律は弦楽器で奏でられる牧歌的な旋律である。
これらの旋律をもとに展開部で主題が展開されていく。
弦楽器の奏でる旋律の上で、木管楽器の音が浮び、
行進曲風というかラグ・タイムのような音楽になるかと思うと、
打楽器や金管楽器がその流れを断ち切るように現れる。
その荒々しい感じなど変化にあふれている。
最後は金管楽器と打楽器で盛り上がり、力強く終わる。
第二楽章アンダンテ・コン・モートは、フルートなどで始まり、
夜想曲風な感じで、弦楽器や金管楽器も穏やかに旋律を奏でていく。
金管楽器が弱弱しく旋律を奏でる中、タムタムの音が鳴り響くのが、
とても印象的であり、徐々にテンポをあげて盛り上がっていき、
金管楽器が鳴り響き、そのリズムをタムタムが繰り返し、
最後は穏やかな感じに戻り、静かに終わる。
第三楽章アレグロは、金管楽器により力強く始まる。
弦楽器が旋律を奏でていき、それを木管楽器が引き継いで、
再び弦楽器が旋律を奏でて、金管楽器が荒々しく絡んでいく。
旋律は色々な楽器に引き継がれていく。
そのあとは民謡的で舞踏風の旋律が繰り返され盛り上がり、
または行進曲風のしかも荒々しい音楽になり、
最後は金管楽器によるトッティが繰り返されて突然終わる。
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