今回は1903年生まれのルイス・ウンベルト・サルガードが、
1972年に作曲した交響曲第8番を取り上げる。
この作品はピチンチャの戦いの150周年を祈念して作曲された。
この戦いはシモン=ボリバルがエクアドル解放実現のために、
南下を続けキトに向かっていた時期、
腹心の指揮官スクレがピチンチャ山麓で、
1822年スペイン軍を撃破した有名な戦いである。
聴いたCDはミヒャエル・マイスナー指揮、
クエンカ交響楽団の演奏である。
第一楽章アダージョ-アレグロ・コン・ブリオは、
序奏はハープのあとバスーンが奏でる主題を、
弦楽器が引き継いでいき、金管楽器や木管楽器も加わり、
何回も繰り返したあと主部のアレグロ・コン・ブリオに入る。
トランペットが軽快な主題を奏で、それを弦楽器が引き継いでいく。
さらに木管楽器も繰り返していき、親しみやすい民謡風の旋律である。
軍隊が山麓を登っていくような風景を感じさせる音楽である。
冒頭の主題も再び現れ、この二つの主題を中心に展開し、
戦闘を思わせるような盛り上がりをみせて終わる。
第二楽章グラーヴェは、やや荒々しい感じで始まる。
チェレスタと鉄琴などの音を効果的に使いながら、
戦闘の現実の厳しさを思わせるような音楽である。
金管楽器と弦楽器が交互に呼応しながら、
シリアスな感じが続き、最後は静かに終わる。
第三楽章マエストーソ-アレグレット・コン・アニマは、
三部形式による楽章で、冒頭大音響の不協和音で始まる。
そのあとは舞踏的な旋律が弦楽器と木管楽器で奏でられていく。
中間部は独奏ヴァイオリンとトランペットなどで室内楽風になり、
再び舞踏的な旋律が弦楽器により奏でられ、
激しい戦闘を思わせるように打楽器と金管楽器で盛り上がって終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・コン・ヴィータは、
オーボエなど木管楽器が奏でる軽快な旋律で始まり、
弦楽器がそれを引き継いで、速い行進曲風の旋律が繰り返され、
最後は輝かしい勝利を思わせるように、盛り上がって終わる。
1972年に作曲した交響曲第8番を取り上げる。
この作品はピチンチャの戦いの150周年を祈念して作曲された。
この戦いはシモン=ボリバルがエクアドル解放実現のために、
南下を続けキトに向かっていた時期、
腹心の指揮官スクレがピチンチャ山麓で、
1822年スペイン軍を撃破した有名な戦いである。
聴いたCDはミヒャエル・マイスナー指揮、
クエンカ交響楽団の演奏である。
第一楽章アダージョ-アレグロ・コン・ブリオは、
序奏はハープのあとバスーンが奏でる主題を、
弦楽器が引き継いでいき、金管楽器や木管楽器も加わり、
何回も繰り返したあと主部のアレグロ・コン・ブリオに入る。
トランペットが軽快な主題を奏で、それを弦楽器が引き継いでいく。
さらに木管楽器も繰り返していき、親しみやすい民謡風の旋律である。
軍隊が山麓を登っていくような風景を感じさせる音楽である。
冒頭の主題も再び現れ、この二つの主題を中心に展開し、
戦闘を思わせるような盛り上がりをみせて終わる。
第二楽章グラーヴェは、やや荒々しい感じで始まる。
チェレスタと鉄琴などの音を効果的に使いながら、
戦闘の現実の厳しさを思わせるような音楽である。
金管楽器と弦楽器が交互に呼応しながら、
シリアスな感じが続き、最後は静かに終わる。
第三楽章マエストーソ-アレグレット・コン・アニマは、
三部形式による楽章で、冒頭大音響の不協和音で始まる。
そのあとは舞踏的な旋律が弦楽器と木管楽器で奏でられていく。
中間部は独奏ヴァイオリンとトランペットなどで室内楽風になり、
再び舞踏的な旋律が弦楽器により奏でられ、
激しい戦闘を思わせるように打楽器と金管楽器で盛り上がって終わる。
第四楽章フィナーレ:アレグロ・コン・ヴィータは、
オーボエなど木管楽器が奏でる軽快な旋律で始まり、
弦楽器がそれを引き継いで、速い行進曲風の旋律が繰り返され、
最後は輝かしい勝利を思わせるように、盛り上がって終わる。