Mars&Jupiter

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エドヴァルド・グリーグの組曲「ホルベアの時代から」作品40を聴く

2023-07-26 21:39:36 | エドヴァルド・グリーグの作品
今日は1843年ノルウェー生まれのグリーグの作品で、
1884年に作曲された組曲「ホルベアの時代から」作品40を聴いた。
1885年には弦楽合奏版に編曲されている。
ドイツ語読みするとホルベアはホルベルクなので、
昔はホルベルク組曲(または「ホルベルクの時代から」)といわれた。
高校の時にはジョージ・ウェルドン指揮のLP盤をよく聴いていた。
今回聴いたCDはアイナル・ステーン=ノックレゲルグによるピアノ演奏、
そして弦楽合奏版はオトマール・スウィトナー指揮、
シュターツカペレ・ベルリンの演奏を比較して聴いてみた。
第1曲前奏曲は、躍動した旋律で始まる。
これについてはピアノの原曲よりも、
弦楽合奏版の方がいいと思うのが私の感想。
流れるような疾走感はスウィトナー盤らしい。
第2曲サラバンドは、ゆったりとした旋律で始まる。
この曲もピアノの原曲よりも弦楽合奏版の方がいいと思う。
弦楽器の良さが十分に発揮されていると思う。
第3曲ガヴォットも、優雅さという点では弦楽合奏版がいいが、
これはピアノ原曲版の力強く軽快な感じもいい。
中間部の軽快な舞曲風のところもピアノの良さが出ている。
第4曲アリアは、弦楽合奏版の方がピアノ原曲よりもいい。
深い情感が伝わってきて弦楽器ならではの良さが出ている。
第5曲リゴードンは、弦楽合奏版の方の軽快な感じもいいが、
ピアノ原曲もいいところがあるとは思うので互角かとも思う。
スウィトナー指揮による演奏も改めて聴くとなかなかいい。
味わいあるところはじっくり聴かせるし、
第1曲や第5曲の一気に駆け抜けてくような躍動感がいい。
コメント
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