大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

ほんろうされっぱなし

2008-08-07 02:16:32 | BEER
 最近、大麦に来るといつも違う生ビールが出てくる、ような気がしませんか?
いや~困ってます。
定番生ビールの「ヒューガルデンホワイト」の輸入が安定しないためです。
昨年は生産体制に不備が生じて全世界的に品薄のため、ということで大麦のような日本の地方の一カフェでもひやひや。
んで、今年はおおもとのインベブ社の合併に伴い?日本での輸入元がかわり、なんだかんだで輸入されたり止まったり。

 もう定番になっている「ヒューガルデンホワイト」ですが、大麦は2002年の開店当初、生ビールは国産ラガーでした。
大麦のこの時代を知ってるお客様はあまりいないでしょう。
というのも、

「いつかいつか生ビールをヒューガルデンにしたい!」
「でも、こんな地方で誰か好きになるの?受け入れてくれるの?
 あの店はオシャレすぎて変な味のビールがでてくる、名前もおぼえられねえし。 ってうわさ立っちゃうんじゃないの?」
「ん~~~~~でもでもでもさーーーー!」

という逡巡の時期があり、

「最初のうちは少しのロスもお金のロスもしかたないかもしれないけどとにかくやっちゃおうぜ!!だってこんなにウマイんだもん」
という勢いの末、2004年の春よりめでたく看板ビールになったのです。

(「ベルジアンレース」といわれる、よくできたビールにしかつかない泡)

それ以降、ほそぼそと宣伝し口コミや取引先の酒屋さんなどの情報をもとにヒューガルデン白生を求めるお客様が増えていってくれたのでした。
大麦を大きくしてくれた感謝の商品なのです。
(近所の農家のおじさんだってやっと名前を覚えてくれたのに)

 輸入に頼るというのはなかなかしんどいです。
国産のビールももちろん私たちはだーいすきです。
が、日本では作れない味があるというのも現実。
東京ではいろんなお店で飲めても、長野県では数軒しかおいてない。
 ヒューガルデンはほんとうにみなさん大好きなようです。


 ネットで同業者を検索するとみんな困っているようす。
そして代替商品をやっぱり白ビール(小麦)系、「ブロンシュ」「ヴァイツェン」などにしてるみたいです。
カンタンにラガー系にしないところに共感します。

 
 9月には安定した供給が戻ってくるようですが・・・・
 これからも来るたびに違う生ビールが出てくることをお許しください。
 そしてどうかこんな日本のちいさなビアカフェを見捨てないでくださいね。
 インベブさん。

 ちなみにただいまの樽生は「セリス・ホワイト」。
酸味がほどよく暑い夏にぴったり。
                      (こむぎ)






 


 
コメント (1)
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