だんだん秋が深まる信州です。
紅葉もだんだんと下りてきましたよ。
昨日の夕方の蓼科湖はキレイでした。
ここ数年で、ぐっとオシャレになった蓼科湖エリア、ライトアップも。
GoToトラベルでこちらに観光に来る方も多そうですね。
あり得ない場所で停車している車や、ウィンカー出さずに急に曲がる車なんか目立ちます。
事故しないようにしてくださいね〜
☆ただいまお席を減らして営業しています。
ランチタイムは一気に満席になる場合もあります。
ぜひお電話でご予約ください。
0266737539大麦小麦まで。
土日祝日は、ランチタイムの遅い時間のご予約は取らない場合もあります。
ご了承ください。
夜は、牡蠣のオイル漬けや煮込みも始めました。
ぜひこちらもお楽しみに。
☆10/30(金)〜11/4(水)のランチメニュー
◎鮭ソテー きのこクリームソース
◎チキンラグーのパスタ
◎豚バラとりんごのスパイシーカレー
◎スコーンセット
今週もバッチリ秋冬を感じるメニューにしましたよー
きのこたっぷりクリームソースで、ソテーした鮭を軽く煮てます。
お客様「オレこういう塩味好き。ごはんもっと食べたかった」とのこと!
鶏ひき肉のボロネーゼ風とでも言いましょうか、牛のボロネーゼは赤ワインとトマトをたっぷり入れますけれど、チキンは白ワインでトマトは気持ちだけ入れて煮込んでいます。
夏には作らない煮込みソースのパスタです。
ちょっと辛い、けど甘くもある!
りんごをすりおろして煮込んでいるので、照りたっぷりのカレーですよ。
スプーンが止まらないよ!
さてさて、ごくごく一部では盛り上がりを見せている笑笑コーナーのはじまりです。
お時間ある方、読んでみてください。
〈大麦小麦Early Days〉
第二話「それはイバラの道のはじまり」
蓼科のレストランで一緒に働いていたMさんとこむぎ、こむぎはその後イタリアンレストランに移り、2人とも過酷な夏を何シーズンか過ごす。
しかし冬は全くお客様が来ない、夏や連休だけ異常に忙しく、体と心は疲弊しまくってきた。
このままでいいのかなあ?
なんのために信州に思い切って来たんだろう?
そんな問いを毎日していたところ、
「一緒に店やらない?」
とMさんからの提案!
それが確か2001年の夏頃だったかな、、、
正直こむぎは、まだまだ勉強不足の資金不足でとてもとても店を始める自信が無かった。
しかし私がかなりストレスを抱えているのを知っている年上の友人からは、
「とりあえずまずは食えないだろうし、バイトでもしながら2人で開店してみなよ。
やってみなきゃわかんないって」
なんて言葉で私達をけしかけ、まんまとその気になってしまった。
まさかその後、何年にもわたってイバラの道で獣道も獣道、猛獣の道が待っていようとは。
そして、ここにとどまる決意もできていたところだったのも、開店に拍車をかけたってのもある。
たった一年半ほどの移住生活で、自分に匂いの似ているかけがえのない友人も何人もできた。
山小屋時代にお世話になった社長ファミリーやスタッフも近くに住んでいて、よく会ってくれたり、満員電車の通勤ストレスもなく、素晴らしい景色やクリアな空気の生活からは離れたくたない、と感じていた。
町田の実家からも2時間ほどで帰れるし、東京の友人たちも来やすい長野県、永住するならこの辺だな〜と、環境的に大満足していた。
さ、「一緒にやらない?」から、Mさんと進めたことはコンセプト作り、場所選び、経営計画、資金調達、、、
とにかく多岐に渡り過ぎて、料理の勉強はもとより経営の勉強までできていなかった2人だったが、Mさんのイジョーなポジティブさで、すこーしづつ進みはじめる。
今でも忘れない、Mさんの名言とは、
「できることをやればいいんだよ」
!!!!
Mさんはケーキ作り教室に通っていただけで、全く厨房経験が無く、店を回すポジションにもいたわけでもなかったが、このポジティブワード笑!
いま聞いても無責任この上ない発言だが笑笑笑笑
こむぎは「なんて自信がある人なんだ!私なんてどんなに頑張っても自信がつかなくて、落ち込んでばかりなのに」
とこれまたその名言を良いふうに受け入れてしまう。
2人ともレストランをやめ、開店を約半年後と決めた。
こむぎは、以前働いていた山小屋でアルバイトさせてもらったり失業保険もらったりで、なんとか持ち堪えた。
2人とももう観光地では開店したくなかったので、街場で空き店舗を探し始めた。
岡谷の諏訪湖畔のビルの一室や、諏訪のラウンジやスナックだった店舗、茅野駅そばの小上がりがある居酒屋など、、、
「あんたたちのことを信用して、家賃を半分にする」なんてオーナーもいたがとてもこむぎは信用できずお断りしたり。
そんな中、こむぎが東京に帰省しているとき携帯が鳴った。
Mさんからだった。
「今日、一件良さそうなとこ見てきたんだけどさ、なんと玉川なんだよね」
こむぎは玉川に住んでいたし、今まで見た物件はもっと街中ばかり。
まさか畑や田んぼばかりの玉川に空き店舗があるとは!
「なかなか良さそうだよ」
、、、しかし、この中古も中古、やんなるくらい中古の物件には、その後泣かされることになり。
今でも泣かされる。
けれど、物件決めは割とスンナリ決まった。
学校や大きな病院がある通りで、
「御柱街道は絶対やめとけ。御柱年には何百万も飛んでくぞ」の助言通り、一本隣の通りだし。
しかし、改装工事や準備でかなり開店が遅れることになる。。。
(続く)
写真は開店したばかりの頃、神之原の長持ち連が、店の前で長持ち唄を歌い長持ちを担いで盛り上げてくれた時、
開店したてのカウンター。
(今回は場所が決まったところまで。
これまた準備が大変だったのです〜 大麦小麦じゃなく青息吐息だ、なんて言われてました。こむぎ)