先日、自他ともに認める「ビアクレイジー」K君が、地ビールを買うためだけに木曽に行ってきた、と嬉しそうに「木曽路ビール」をくれました。
まったく、君は狂ってるねぇ!なんて笑ったのですが、なんの、わたしが狂ってたっていいワケで。
で、先週行ってきました。信州中野、志賀高原ビールへ。
こちら、すでに何回かお取引しており、フレッシュなホップ使いが印象的。
青い玉を抱いたドラゴンのラベルもカッコいいのです。
立派なオリンピック道路を降りて、どこか懐かしい山里の村。
迷いながら走ってると・・・むむっ、麦芽の香り?!
そう、ビール工場では、まさに麦汁の仕込みが終わったところでした。
甘くてフルーティな、あたたかい香り。あぁ、胃にキュッときます。
お店で対応してくれた女性も「わたしはこの香りに魅せられて入社してしまったんです。」わかるなぁ。
素性を明かして、搾りたての麦芽とホップを見せていただきました。こりゃいいところに来た。
するとブルワーさんが、せっかくですから、と畑に案内してくれました。
細い細いあぜ道を、軽トラを巧みに操り、酒米の美山錦(ここは日本酒の酒蔵でもあります)、ホップ畑、大麦畑。
ホップは、仕込み量の4割が自家製だとか。信州早生、というオリジナル品種も!
自家栽培ホップを使って仕込んでいるのは、ここだけでしょう。
5年目にもなる蔓は、太く育ってました。
大麦は、試行錯誤を重ねながらの、初の試みだそうですが、とても重そうに実っていました。
まもなく収穫だそうです。
自分達の飲みたいビールをつくっているだけなんですよ、とのこと。
その思いが明確で、強いからこそ、形になっている。
彼ら、まだまだいろんなコトを考えているようですよ。
もっともっと、驚くようなビールを期待しております。
仕込みでお忙しい中、みなさま、ありがとうございました!
7月3日の地ビール試飲会では、ここのビールも含め、7・8種類の試飲を予定してます。
ビールは、外国からもたらされたものですが、どこも醸造所なりの個性があり、工夫がこらしてあり、面白いですよ。
さらに、お取引の端々に見える、醸造所のみなさんのお人柄や心意気の、気持ちのよさ。
きっと、志賀高原ビールのみなさんのように、「作りたいものをつくっている」すがすがしさ。
こんなビールたちに恥じないお店で居たいと、思います。
あ、試飲会、あと3名様ほどで締め切りとなります。今回は、女性に人気なのです。
興味のある方、お問い合わせくださいませ。
醸造所訪問、よかったですよ。
お客さま達と行けたら、きっと楽しいだろうな~。
(M)