大麦小麦 ビアカフェDAYS

長野県・八ヶ岳のふもとから送る、カフェの気取らない日常

うれしいひとこと

2009-09-29 01:16:30 | DAYS
「写真、撮ってもいいですか?」

と、今日のランチ、ポトフをお出しした女性のお客さま。
わたしがカウンターにいたので、お声をかけやすかったせいかも知れませんが。
ブログなどにお使いですか? いえ、そうではありませんが。
かわした言葉は多くないですが、わたしたちのお出ししたものを尊重してくれているのが感じられて、うれしかったのです。
「はい、どうぞ。言っていただいてありがとうございます。」

ケータイ、デジカメ、持っていない人はいないくらいです。
いつでもどこでも、があたりまえになった便利な時代、なんだかみんなの「自分の欲求」が大きくなりすぎているように感じられます。
そんな今だからこそ、つくる側のわたしたちを気遣ってくれたひとことが、とてもうれしかったのです。
あぁ、やっててよかった。そんな今日でした。



ついでに、最近のお菓子のお話も。
「自家製バウムクーヘン」。ここ数年、秋~春に、ときどき作ります。
えっ?!どうやってつくるの? みなさんびっくりされます。


大麦小麦では、こんな姿です。
年輪というよりは、地層な感じですね。
ほんもののバウムクーヘンは、オーブンの中に回転する筒がある専用の機械でつくります。
その筒にケーキ生地を薄くまとわせ、焼けたら次の生地を・・・の繰り返し。
わたしは、半円形の器(ボウル)に生地を薄く重ねつづけてつくっています。




したがって、時間はかかります。
焼く作業だけで2時間以上でしょうか。
「よしっ、やるぞっ!」と奮い立たないと、こんなのつくれません。

でも、これがすごい人気。
現に、この写真のバウム、今日めでたく完売です。ありがとうございます。
バウムクーヘン、なんて地味なお菓子なのに。べっぴんのムースや、イケメンロールケーキを蹴散らして。
それとも、地味な努力がお客さまに伝わっているのでしょうか?なんにせよ、報われた感じ。これもまた、ウレシイ事実であります。

売り切れた菓子を載せるなっ!!とのお叱りも聞こえてきそう。あしからずです。
さーて、次はいつ焼こうかなー。
                    (M)


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隠れた名品

2009-09-25 08:57:49 | BEER
シルバーウィークなる5連休、いかがでしたか?
どうも道は大混雑だったようで。渋滞にハマってしまった方もいるのでは?
このあたりの小中学校では、連日文化祭や運動会が。お天気に恵まれてよかったですな。
そのせいか、意外に静かな大麦小麦でしたよ。とほ。


さて、大麦小麦の人気ビールは?
もちろん1位は、おなじみベルギーの樽生「ヒューガルテン ホワイト」。
2位なんですが、このご時世、最近コレなんです。びっくりするくらい売れてます。



ドイツの「クラウスターラー」。実はコレ、ビアテイスト飲料。
アルコールは0.4%未満、少々含まれておりますが、飲み終えて15分で代謝できる濃度だそうです。
キリン「フリー」の発売以来、「0%のは無いの?」とのお問い合わせもたびたびあります。こちらの方がみなさん安心なのでしょうか。


でもね、ウチがこれにこだわる訳としては。
クラウスターラー、ウマさが違うんですよ。どうですか、この泡!
泡立ちやすいグラスを選んでいるのですが、これはすばらしいです。さすがはドイツですね。
「呑みたいけど、酔えない」ニーズに、ほんとに応えてくれる品なんです。
一度、おためしあれ。


そして30日までのランチは

◎チキンときのこの秋風味ポトフ

◎揚げナス、さつま、パプリカのこっくりしたカレー

秋といえば、きのこ。(今年山では不作だそうですが・・・)
チキンときのこ。たまらないダシがでるコンビです。間違いなく美味なポトフです。
ダシのしみたお野菜もたくさん食べられる、しみじみパワフルなランチとなるでしょう。

今回のカレーは、お野菜カレーです。
揚げナスのトロリ感が、今回の主役でしょうか。そしてほんのり甘いさつまに癒される、という。野菜の個性再発見。お野菜カレーって、楽しいですよ。
大連休に疲れたアナタ、お待ちしてます。

                        (M)
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非常におちつく

2009-09-17 21:00:54 | DAYS
 ブログを見てくれてるみなさんこんにちわ。
秋なのに、ディナーメニューはまだ「夏」バージョンの遅れてるこむぎです。
今年は夏が始まるのが遅ければ、終わるのが早すぎ!(っていいわけ)
もうすぐメニューは、秋バージョンになる予定です。

 そしてビールもオクトーバーフェストにちょっとちなんで、ドイツ勢が多くなるかな??

秋ってせつないですよね。
と、同時に「とっても気持ちが落ち着く」季節だと思いませんか?
夏のグワ~ッと盛り上がる感じから一転、もうちょっと夏終わらないで!と思いながらも、この高い空や雲に限りない心地よさをかんじます。
日本人でよかったね。四季があるっていいね。



 さて、大麦さんの夏休みが終わりました。
でも、普通のお勤めの方はシルバーウィークってもんが待ち構えてるじゃありませんか!
ぬ~~~・・・・
いつか大麦のシルバーウィーク・・・ないだろうなあ・・・

 9月18日(金)~23日(水)までのランチ

◎白スズキのプッタネスカ風 

◎鶏手羽元と揚げ卵のカレー

 プッタネスカとはイタリアンでは定番のソース。
トマトソースににんにく、アンチョビ、オリーブ、ケイパーなどを軽く煮込んで複雑な旨みを出しています。
白身魚をそのソースで軽く煮ました。

 カレーはゆで卵を素揚げして軽くカレーで煮込んでいます。
スバイシーな中にヨーグルトたっぷりで滋味深いかんじかな?


 
・・・・・お知らせ・・・・・・・
 
昨年11月に大麦でライブをやってくれたレイチェル・ダッドが今度は高遠に!

 ◎9月27日(日)
 伊那市高遠町西高遠 「本の家」 
 開場19時30分  開演20時00分 
 料金2000円+1ドリンクオーダー
 出演 The Hand(レイチェル・ダッド&ウィグ・スミス)
    ICHI

http://8153.teacup.com/bongo/bbs/3535 

高遠・本の家は私こむぎも大好きな古本屋さんです。
良質の古本がたくさんあります。
(この場合の良質って、内容的にっていうことです。キレイとかあまり古くないってことだけじゃなく)
そんなところでレイチェル!
でも、似合うだろうな。彼女にはどこでも彼女の色にしてしまえる、もしくはどんな場所にもはまってしまう不偏的な音楽性があると思っています。
草原でやってもレイチェル。
都会のビル郡でやってもレイチェル。
今度はお友達、ウィグ・スミスとのユニット。
 
それにしてもレイチェルはよっぽど日本が好きなんだな。

皆さんもあの忘れられない空気感をぜひ体験してくださいな。


  (本の家さんでもう10冊くらい買ってしまってるこむぎ)


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遅いけど夏休み

2009-09-11 22:34:39 | DAYS
 みなさん、今年の夏はいかがでしたか?
大麦さんも、9月には遅い夏休みをとらせていただきます。

 9月14日(月)から17日(木)までです。よろしくおねがいします。

・・・しかし、なんて寒いのでしょうか!
近所でも朝方9℃だったとか!
もう薪ストーブ焚いてるお宅もあるとか・・・・
7月の長雨といい、ちょっとおかしいですよね、地球が。
いや地球のせいにしてはいけませんね。
もしかしたら人間がいけないのかもしれないからね。


 夏休みをとるためランチは三日間と短いですが、今回もおいしいですよ!

 9月11日(金)~13日(日)までのランチ

◎肉厚ピーマンのひき肉詰め アジアンソース

◎白スズキと揚げナスのココナッツカレー

ここ数年、とっても大きくて肉厚な、まるでパプリカとかけあわせたようなピーマンを見かけるようになりました。
松の実、しいたけ等を混ぜた豚挽き肉をたっぷりつめこんでしっかり焼いても、このピーマンはびくともしません!
肉汁を包んだまま、甘苦く焼けてくれます。

カレーはまろやかスパイシーです。
ナスもいい時期。


 みなさま、くれぐれも14日から17日まではお店に来ないでくださいね!
それ以降はいっくらでも来ていただいてOKですからね!



 (店の近所に猿が出た!びくびくしてるこむぎ)
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読書感想文

2009-09-04 08:09:29 | キヨシロー
どうもまいど。大麦小麦で最近話題の、忌野清志郎さんの本です。
ブログの項目に、ついに「キヨシロー」を設けてしまいました。



名著です。
これを読んで、清志郎さんは、まっとうなひとなのだ、と知りました。



あれ?逆だったかな?このカンジからして、もうたまりません。

「双六」=「スゴいロック」だそうで。そのオレが瀕死なんだぜーい、と叫んでいる清志郎。
スゴいロック、って?なにやらエラく激しいような・・・?
いや、彼が言うのは、すごくかんたんなこと。
疑問におもうことや唄いたいモノ(この当時は「君が代」)を彼のスタイルで歌う、それだけなのに、いつも誰かとけんかしている。いや、ちがうな。
いつも誰かが、彼のやりかたに一方的に腹をたてて、CD売ってやらないよ、とか、それじゃ世間にたいしてナントカで・・・とか事なかれな言いがかりをつけられている。
そんな現状に、清志郎もまた怒っているけれど、「どうして正直になれないんだい?」と自然体で、彼のほうが一枚うわて。参ります。

この本は、雑誌の連載ページを編集したもの。
したがって、エッセイのほかにお気に入りのレコード紹介、ほとばしるイラスト、またはマンガがついてます。もりだくさんでイイカンジだ。
エッセイも、ストレートなメッセージからシュールなフィクションまで、違和感なく収まってます。



なにより、言葉がとてもイイ。
簡潔で、リズムがあって、やさしい。
ここで紹介しようと読み返したら、付箋だらけ。
しかも一部分だけ切り取っても、よさが伝わらないだろう。
まあ、あえて一例だけ。

「俺は右でも左でもかまわないんだ。そんなことどーでもいいんだ。右にどんどん行ってみろ。やがて左側に来ているのさ。地球は丸いからね。それよりも二人並んでいると俺の右側は君の左側だったりもするのさ。そんなことより俺は、人々の心の中に芯が一本通ってりゃいいんだ。それが一番大切なことだと思ってる。」


あと・・・これは本編じゃなく、文庫版あとがきなんですが。
2006年、喉頭ガンの宣告を受け、摘出手術(=声がでなくなる)をすすめられても断り、民間療法に治療を変えたときのこと。

「現代医学では、わからない病気はなんでもガンにされてしまうのだそうだ。とてもいい気分だった。心がかるくなった。思っていたとおりじゃないか。俺がガンだったら本当のガンのひとに失礼だと思っていたんだ。」
どうです?このやさしさ。このあきらめないひとこそが、ロックなんですね。


おっと、まだ終わりじゃないよ。9月9日までのランチです。

◎サンマのフライ オクラと山芋のネバネバソース

◎牛ひきのドライカレー バナナ風味

ネバネバソース!?字面に反して、激ウマですよ。ごはんにかけてもイイし、スタミナ満点。夏で疲れたカラダにお見舞いしてやってくださいまし。

カレーにバナナ!?大麦ファンの方にはおなじみでしょう。
ねっちりと、コクがイイ感じにでるのです。ぜひ体験してみてほしい。お待ちしてます。


                                  (M)



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