熱の夢

寝ていてあまり夢をみないほうである。大量のアルコールのせいかもしれないが、 昏倒するような眠りなのだ。ところが風邪をひいて熱でもあると不思議に夢を みる。それもとりとめもない旅の夢ばかり・・・・ . . . 本文を読む

色の神

ひとにはそれぞれ他人には伺いしれない悩みがなにかあるものである。わたしの場合は眼である。視力はいまだに眼鏡なしで運転しているぐらいだからまあいいほうだろう。ジツは色がよくわからないのである。 . . . 本文を読む

レイの水

喉元過ぎれば熱さをアッという間に忘れてしまうのが日本人の特性だが、あの温泉偽装の騒ぎの最中にはきっとどこかの温泉地でこんなことが起こっていたかも知れない・・・ . . . 本文を読む

ターゲット ②

前回の後編です。まったくのフィクションですが、景気が良くなっても（なんかまったくもって実感ありませんが）リストラというもの、すっかり定着したような気がするのはわたしだけでしょうか . . . 本文を読む

ターゲット ①

２回連載の、中年以上の勤め人ならなんとな～く気になるショート・ショートです。「なんだょ！　温泉の話じゃあないのかよ」などといわず、ど～か軽く読み飛ばしてくださいな . . . 本文を読む

ナチュラル・ギフト

いろんな腕時計を使ったが、どれも狂う。馬鹿高いスイス製であろうがクォーツであろうが年間に30秒から1分程度は狂った。やはり正確な時を刻む腕時計は魅力であり、のどから手が出るのだ・・・わたしは . . . 本文を読む

苦髪

「苦髪楽爪」といって、苦しいと髪がはやく伸び楽しいと爪がはやく伸びるらし い。たしかに自分は髪伸びるのはやいし、なんかまわりを見回すと、パチンパチンとあの要領だけやけにいい同僚が爪を切ってませんか？ . . . 本文を読む

適応

ターミナル駅近くの呑み屋などというものは、安くておいしい物を提供していれば接客態度が多少悪くてもとりあえず繁盛するものだ。リピーターを増やそうなどと考えなくても・・・そんな時代だった・・・ . . . 本文を読む

焼豚

焼豚（チャーシュー）って、昔のほうが旨かったような気がします。麺のうえのトッピングのひとつであり、あくまでも控えめな脇役に徹するもん、のような気がするのですが・・・ . . . 本文を読む

棘（とげ）

携帯メールでひとを怒らしたこと、あるいは怒ったことなんかありませんか？　そこには多少のマナーはあると思うのは、わたしでけでしょうか・・・ . . . 本文を読む