<鬼怒川、五つ星の宿(3)>
館内をぶらぶら散策したり、持ち込んだ焼酎で水割りを楽しんでいるうちに夕食の時間となった。
エレベーターでバイキング会場のある階に降りる。
幸い開始したばかりなので、まだ客が少なかった。広い会場は軽く二、三百人は入れそうだ。
たしかに約百種類の和洋中のメニューと豪語しているだけある料理が並んでいて、軽く興奮する。
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チェーフィングディッシュ(コンロ付き金属卓上鍋)が並んでいて、覗くとたしかに「きっかぶ」で話題になった炒飯があった。
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焼きたてのステーキ、揚げたての天ぷらのコーナーがあったので、まずはステーキの皿をいただくことにする。
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刺身系の一角があるが、魚介系食中毒のトラウマがあるので残念ながら止めておく。
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魚介系をすべて敬遠すること決めると、和食の蟹や鮪などのすべて刺身やエビ天、中華の海老チリ、カキフライなどの魚系フライの洋食と、かなりなメニューの数が減ってしまうことになる。
「あさや特製和牛カレー」というものをみつけて、頭(カレー)だけ小皿に盛った。
オーダー式のパスタのコーナーではアラビアータを作ってもらう。
女性や子どもにも喜ばれそうな果物類やスイーツも充実しているようだ。
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いちごフェアというコーナーもあって、隠れいちご好きのわたしは「締め」の楽しみに並んだ新鮮ないちごを食べようと決めた。
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テーブルに腰を落ち着けると飲み物をオーダーする。芋焼酎の水割りでも、かなりいい値段である。
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ステーキを食べると、これが焼き冷まし状態になっていてすこし固い。ペンネでなくて残念だが、期待して食べたアラビアータは辛みがトゲトゲした感じでパスタに馴染んでいない。ピザはまあまあ。
自慢のカレーはさすがに旨い。三回お代わりしてしまったほどだ。四回目のお代わりには正しいスタイルのカレーライスで食べた。なんとなくカレーばっかり食べて、レイのきっかぶで話題になった「炒飯饅頭の友人」をわたしは笑えない。
追加で頼んだ地酒、これが莫迦高いわりに超マズかった。変な甘さがある。酒呑みだから酒類を残すことはまず無いのだが、この地酒、残してもまったく罪悪感を感じないほどのマズイのである。新鮮な栃木のいちごで口中の気分を変えて切り上げた。
一階の高級居酒屋で呑み直しをするか行ってみたが、店の前のメニューをみてあまりにも高いので部屋に戻り、着替えて外出することにした。鬼怒川の夜はまだ寒いのだ。
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歩いて五分ほどの、鬼怒川に来る度にいつも呑んでいる店にいく。
二杯ほど呑んであの地酒への憤りを忘れると、最終締めのラーメンを頼んだのだった。
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― 続く ―
→「鬼怒川、バイキング・トーク」の記事はこちら
→「新丸子、レイの食堂」の記事はこちら
→「鬼怒川、五つ星の宿(1)」の記事はこちら
→「鬼怒川、五つ星の宿(2)」の記事はこちら
館内をぶらぶら散策したり、持ち込んだ焼酎で水割りを楽しんでいるうちに夕食の時間となった。
エレベーターでバイキング会場のある階に降りる。
幸い開始したばかりなので、まだ客が少なかった。広い会場は軽く二、三百人は入れそうだ。
たしかに約百種類の和洋中のメニューと豪語しているだけある料理が並んでいて、軽く興奮する。
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チェーフィングディッシュ(コンロ付き金属卓上鍋)が並んでいて、覗くとたしかに「きっかぶ」で話題になった炒飯があった。
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焼きたてのステーキ、揚げたての天ぷらのコーナーがあったので、まずはステーキの皿をいただくことにする。
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刺身系の一角があるが、魚介系食中毒のトラウマがあるので残念ながら止めておく。
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魚介系をすべて敬遠すること決めると、和食の蟹や鮪などのすべて刺身やエビ天、中華の海老チリ、カキフライなどの魚系フライの洋食と、かなりなメニューの数が減ってしまうことになる。
「あさや特製和牛カレー」というものをみつけて、頭(カレー)だけ小皿に盛った。
オーダー式のパスタのコーナーではアラビアータを作ってもらう。
女性や子どもにも喜ばれそうな果物類やスイーツも充実しているようだ。
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いちごフェアというコーナーもあって、隠れいちご好きのわたしは「締め」の楽しみに並んだ新鮮ないちごを食べようと決めた。
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テーブルに腰を落ち着けると飲み物をオーダーする。芋焼酎の水割りでも、かなりいい値段である。
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ステーキを食べると、これが焼き冷まし状態になっていてすこし固い。ペンネでなくて残念だが、期待して食べたアラビアータは辛みがトゲトゲした感じでパスタに馴染んでいない。ピザはまあまあ。
自慢のカレーはさすがに旨い。三回お代わりしてしまったほどだ。四回目のお代わりには正しいスタイルのカレーライスで食べた。なんとなくカレーばっかり食べて、レイのきっかぶで話題になった「炒飯饅頭の友人」をわたしは笑えない。
追加で頼んだ地酒、これが莫迦高いわりに超マズかった。変な甘さがある。酒呑みだから酒類を残すことはまず無いのだが、この地酒、残してもまったく罪悪感を感じないほどのマズイのである。新鮮な栃木のいちごで口中の気分を変えて切り上げた。
一階の高級居酒屋で呑み直しをするか行ってみたが、店の前のメニューをみてあまりにも高いので部屋に戻り、着替えて外出することにした。鬼怒川の夜はまだ寒いのだ。
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歩いて五分ほどの、鬼怒川に来る度にいつも呑んでいる店にいく。
二杯ほど呑んであの地酒への憤りを忘れると、最終締めのラーメンを頼んだのだった。
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― 続く ―
→「鬼怒川、バイキング・トーク」の記事はこちら
→「新丸子、レイの食堂」の記事はこちら
→「鬼怒川、五つ星の宿(1)」の記事はこちら
→「鬼怒川、五つ星の宿(2)」の記事はこちら
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