温泉クンの旅日記

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城崎温泉・夕景

2009-05-20 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <城崎温泉・夕景> 

 運良くキャンセルでとれた城崎温泉の宿は、大谿川沿い、湾に面したビジネス
ホテルだった。
 宿がとれただけで、みっけもの。素泊まりであるが、明日の朝は早く出発する
つもりなのでまったく問題なしだ。

 三時ごろにチェックイン。まずまず予定通りである。
 部屋にはいり、ホテルのぺらぺらの浴衣に着替えてとりあえずくつろぐ。
 出石で買ってきた「楽々鶴」の四合瓶をとりだし湯呑み茶碗に注ぐ。

『今回城崎に泊まれないのは残念だが、また来ることもある予感がする』
 前回来たときにそう書いた。思ったより早くそうなったのである。しかも泊ま
り。
 まずは、無事到着と幸運に乾杯だ。

 呑んで、それから仮眠して、夕暮れに温泉街に出ていこう。仮眠から起きたら
朝だったなんてことのないよう、いまのうち携帯のアラームをセットしておく。
 昨日から仮眠を2回、純粋な睡眠は2時間もしていないはずだ。

 ところが、呑んでも呑んでも、なかなか眠けがやってこない。
 まあ、安全運転のために「眼をしっかりひらけ、注意力を全開にしろ!」の緊張
状態をろくろく寝ないで長時間維持してきたのだ。少々の酒で、即効に弛緩する
はずもない。
 呑みなれた焼酎に切り替え、水割り濃い目で呑みだす。
 四時をすこし廻った時点であきらめた。仮眠はなし。あとで本気で寝よう。

 五時を過ぎたところでぺらぺら浴衣をもとの服装に戻して、夕暮れの城崎温泉街
に繰り出した。



 大谿川ぞいの、城崎温泉らしい風情のある風景。
 柳の樹が両側に並び、風流な石橋。



 まだ、ほんとうの夕暮れには間があるようだ。



 外湯の「まんだら湯」でひと風呂浴びる。ここは初めてである。



 まんだら湯でひと汗ながすと、城崎に夜の帳がおりてきはじめた。





『城崎温泉では、夕暮れ、外湯を浴びてから、この大谿川ぞいを浴衣姿で下駄を
カラコロいわせながら歩くのがとにかく最高にいい』
 と前回書いた、その夕暮れから夜に変わっていく風景である。
 




 温泉通は温泉自体には小首を傾げることだろうが、温泉街のこの情緒、雰囲気
は、城崎ならではで、全国の温泉地どこにいってもこれは見つからない。
 再度、書く。



『夕暮れにこの川沿いをそぞろ歩けば、この城崎温泉の虜となるに違いない』

 ま、虜になっても横浜からではそうそうは来れないが・・・。


  → 2008年「城崎温泉(1)」の記事はこちら
  → 「出石へ(1)」の記事はこちら

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