温泉クンの旅日記

温泉巡り好き、旅好き、堂社物詣好き、物見遊山好き、老舗酒場好き、食べ歩き好き、読書好き・・・ROMでけっこうご覧あれ!

有馬温泉の朝 (1)

2008-05-18 | ぶらり・フォト・エッセイ
  <有馬温泉の朝(1)> 

 金曜の夕方に横浜を出発して東名高速に乗り、一路西を目指した。
 あいにくの雨である。さすがにゴールデンウィークらしく、トラックに負けずに
乗用車も相当多い。

 夜、しかも雨、ホリディドライバーも多いだろうから、ひたすら安全運転で車を
走らせた。
 浜名湖サービスエリアで、深夜零時前ごろから仮眠を一時間ほどとっただけで、
すぐにまた出発した。

 途中の愛知県にはいったあたりで、夜中というのに東京方面の車線が二、三十
キロの大渋滞を起こしているのには驚いた。さすがはゴールデンウィーク、東上す
るほうも大移動なのだ。

(これは、西方面もきっとどこかで渋滞に掴まるな・・・)
 こうなれば、行けるだけ遠くまで行くか。
 気合をいれて名古屋、京都、大阪を走り抜けた。ときおり襲う強い眠気は、いつ
ものゲンかつぎである門前仲町の「不動一」の煎餅ではらす。

 大阪を通り過ぎ兵庫にはいる直前あたりから、前方のどこかで二十キロ渋滞して
いるとの電光表示があった。
 よし、次の「西宮名塩サービスエリア」で二、三時間ほど仮眠をとって渋滞の
解消を待つか。
 ところがサービスエリアは、進入路に車があふれて数珠繋ぎになっている。
 一瞬であきらめ、次のインターで国道におりるとセブンイレブンをみつけ、朝食
をとり二度目の仮眠をとることにした。

(そうだ、有馬温泉で朝湯でも浴びよう。そこで今日これからの予定を立てれば
いい)
 またも一時間の仮眠で目覚めると、そう思い立った。数キロも走れば有馬で
ある。 

 快晴の有馬温泉に着いたのは朝六時ごろである。

 温泉町はまだ眠っているようで、さすがに早すぎた。
 駅前のコインパーキングに車を止めると、金の湯に歩く。
 有馬は関西圏に出張したときに四、五回泊まっているから、駅からであれば地理
に明るいのだ。
 川沿いのゆるやかな坂道を、登ってゆく。



 太閤秀吉ゆかりの温泉だけあって、秀吉の像があった。秀吉は合戦で受けた刀傷
を治しに有馬をたびたび訪れたという。有馬の鉄泉は傷に効くのだ。



 水のない噴水に立つ、小さな裸婦像。わたしにはどうみても可愛くない河童とし
かみえない。
「友情」という題の像で、ううむぅ・・・ぜんぜんわからん。

 姉妹都市である北海道の定山渓温泉が寄贈したようであるが、なんともユニーク
な像だ。寄贈された有馬温泉は心底感謝したのだろうか。それとも頭を抱えたのだ
ろうか。



 川は水量が少ないので、観光客が歩けるようになっている。



 橋のそばにある、どこかの旅館の泉源。



 バスセンターとか金湯のあるほうの曲がりくちにある煎餅屋。時間が早いので
開いてないが、有馬温泉の土産で有名な炭酸煎餅だ。関東であれば、群馬の磯部
温泉で近いものが手に入る。



 金の湯も閉まっていた。朝八時から開くとのことである。
 一時間以上待たねばならないが、金湯をあきらめるのは惜しい。まあ、ぶらぶら
して待つとしよう。


   ― 続く ―

コメント (1)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 東海道五十三次(4)-2 | トップ | 東海道五十三次 (4)-3 »
最新の画像もっと見る

1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (Unknown)
2008-05-20 18:29:59
今日は散歩によって見ました(*^_^*)
返信する

コメントを投稿

ぶらり・フォト・エッセイ」カテゴリの最新記事