<東海道五十三次(4)-2>
(4)-2 小田原~元箱根
旅館街が切れるところあたりから、石畳の山道を選んだ。
新緑の匂いがたちこめている。
デジカメをとりだし石畳を撮影。
山道はまたアスファルトの道路に合流する。しばらくは、車に注意しながらの
登りの道だ。途中に怪しげな宗教団体の寺があった。箱根伊豆にはこのての寺が
多い。
車の走る旧東海道から須雲川探勝歩道にはいった。
林のなかの道は木々に強い日差しが適当に加減されて、いくぶんひんやりして
いる。旧道を走る車の音も聞こえなくなり、ときおり囀る山鳥の声が聞こえるばか
りだ。
鶯の啼き声がしたので、わたしも口笛で鶯の物まねをする。子どものころから
鶯の啼き声はうまいのだ。本物の鶯も寂しいのだろう、騙されて近寄ってくるの
が、啼き声の近さでわかる。
道が川にぶつかった。
大きな岩がごろごろ川床に転がっていて、その岩と岩の間に、すのこのような
長い板がいくつか渡してあり対岸に渡れるようになっている。
(ここですこし休憩しょうか。昼にはまだ早いが腹も減った)
この川を渡ってすこし登れば、また国道に合流する。ここで食べるのがベストだ
ろう。
対岸に渡ると、座りやすそうな岩を選んでバッグから駅弁と水のボトルをだし
た。
小田原駅で買ってきた押し寿司である。
大船駅で売っている「鯵の押し寿司」のほうが格段に旨いのだが、まあそこそこ
の味だ。量的にはこちらが勝っている。
(ここで、前に弁当を食ったことがある・・・)
初めて箱根に登ったときに、同じこの場所で昼の弁当を食べたことを懐かしく
思い出した。
― (4)-3に続く ―
→ 東海道五十三次(4)-1の記事はこちら
(4)-2 小田原~元箱根
旅館街が切れるところあたりから、石畳の山道を選んだ。
新緑の匂いがたちこめている。
デジカメをとりだし石畳を撮影。
山道はまたアスファルトの道路に合流する。しばらくは、車に注意しながらの
登りの道だ。途中に怪しげな宗教団体の寺があった。箱根伊豆にはこのての寺が
多い。
車の走る旧東海道から須雲川探勝歩道にはいった。
林のなかの道は木々に強い日差しが適当に加減されて、いくぶんひんやりして
いる。旧道を走る車の音も聞こえなくなり、ときおり囀る山鳥の声が聞こえるばか
りだ。
鶯の啼き声がしたので、わたしも口笛で鶯の物まねをする。子どものころから
鶯の啼き声はうまいのだ。本物の鶯も寂しいのだろう、騙されて近寄ってくるの
が、啼き声の近さでわかる。
道が川にぶつかった。
大きな岩がごろごろ川床に転がっていて、その岩と岩の間に、すのこのような
長い板がいくつか渡してあり対岸に渡れるようになっている。
(ここですこし休憩しょうか。昼にはまだ早いが腹も減った)
この川を渡ってすこし登れば、また国道に合流する。ここで食べるのがベストだ
ろう。
対岸に渡ると、座りやすそうな岩を選んでバッグから駅弁と水のボトルをだし
た。
小田原駅で買ってきた押し寿司である。
大船駅で売っている「鯵の押し寿司」のほうが格段に旨いのだが、まあそこそこ
の味だ。量的にはこちらが勝っている。
(ここで、前に弁当を食ったことがある・・・)
初めて箱根に登ったときに、同じこの場所で昼の弁当を食べたことを懐かしく
思い出した。
― (4)-3に続く ―
→ 東海道五十三次(4)-1の記事はこちら
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