温泉クンの旅日記

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銀座、300円ラーメン健在なり

2012-11-28 | 食べある記
  <銀座、300円ラーメン健在なり>

 さて、今日の昼メシをなににしようか・・・。
 今年は月に一度か二度、午後から半休をとったり土曜日にわざわざ出かけたりして赤坂、丸の内、銀座などでよく食べた懐かしいところを訪ねてランチを食べている。



 銀座四丁目の交差点で立ち止まり、頭のなかで近辺の店を目まぐるしくサーチする。
 はたと思う。
 そういえば、300円ラーメン、このあいだは運悪く中休みだったな。時計をみると午後一時を廻っているから、もうピークの時間は過ぎただろうし中休みにはまだ早い、丁度いい頃合だ。
 行ってみるか。

 俗に「銀座八丁」という。
 京橋側の一丁目から始まり、新橋側の八丁目まである。クラブなどでは八丁目が一番「格」が良いそうだ。



 その八丁目に銀座ナインという高架下のショッピングセンターがあり、JR側から縦に1号館から3号館まで三棟、それぞれの棟の間は道路で区切られている。



 そのなかの2号館のJR線路寄り地下一階に、昭和五十年創業からというから以来三十七年、なんとずぅーっと300円ラーメンで営業している、有名な「三吉(さんきち)」があるのだ。



 短いL字型のカウンター席だけ七、八人も入ればいっぱいの小体な店だ。
 先客は二人いた。入ってすぐのカウンターに座った。
 左隣の男性客はラーメンのセットものを、わたしの右側ひとつおいた席では本を片手にラーメンを食べている。
 右の客にならって、安心して単品の300円ラーメンをカウンターのなかのマスターに注文した。

 前回、十数年ぶりにきたときには3号館にあったはずと思い込み、うろうろ探しているうちに中休みの時間になってしまったのだった。
 今日は食べられる。
 さすが、熟練の早技で、あっという間に眼の前にラーメンが来る。



 普通、のラーメンの景色である。300円とは思えない。
 あっさりのスープに自家製の細麺、チャーシューもシナチクもちゃんと入っている。味も悪くない、というより500円でもまったくもっておかしくないラーメンだ。

 つい最近、足柄サービスエリアで食べたラーメンを思いだす。ラーメンのオニとかなんとかというひとがプロデュースしたとかで、なんと約800円のラーメン。約二倍強の値段だったが庶民の食べ物に何故あんなに高い値段を付けるのか、真のラーメン通ではないわたしにはまるで解らない。
 ここの300円ラーメンと比べて「別に」という感じのラーメンであった。
 それにどうせ同じ800円くらい出すならわたしは生姜焼定食のほうがいい。



 あとすこしでラーメンを食べきるころになって、これだけでは昼にはちょっと足らないと思いギョーザ三個(200円)を追加した。



 餃子は不味ければ絶対に食べ残すわたしだが、ペロリと食べた。
 合計で500円也。

 銀座で、ラーメン餃子を食べてワンコイン、とにかく貴重な店である。
 鳥取の素ラーメンも凄かったが、銀座のここもとにかく猛烈なコストパフォーマンスだ。このままぜひぜひ頑張ってほしいものだ。


  →「素ラーメン」の記事はこちら


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