温泉クンの旅日記

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別府八湯 [7]鉄輪温泉

2007-08-19 | 温泉エッセイ
  <別府八湯 [7]鉄輪温泉>

(なんだ、ここだったのか・・・)



 ふうむ・・・凄い。誠に圧巻である。
 根が小市民だからか、圧巻すぎて、ちょっともったいないなとも思う。
 たっぷりの湯量の打たせ湯が十九本も並んでいる写真を前にみた覚えがあった
が、別府のどこにあるのだろうかと思っていたのだ。図らずも泊まっているところ
のすぐそばにあったとは。



 ここは鉄輪温泉にある日帰り温泉の「ひょうたん温泉」である。連泊している
陽光荘で格安入場券を販売していたので、それを利用したのである。(通常は大人
700円)

 玄関のそばにある、竹製の冷却装置を使って熱い源泉を冷ましている足湯。



 ここには砂湯、歩行湯、岩風呂、檜風呂、盃風呂、ひょうたん風呂、露天
風呂などといろいろある。貸切の露天風呂も四つある。


 
 岩風呂、露天風呂と試したあと、さて檜風呂にはいろうかと思ったら、変なひと
がいて、浴槽の真ん中で両足を全開、つまり股割を延々としてるものだから、
どうにも気味が悪くてはいれない。世の中は狭いようで広い。あちこち温泉にいく
と、まあ、いろんな入浴法があるものと驚くことが多い。
 あっさり、あきらめて「瀧湯」というドアを開けて発見したのだった。

 さすがに朝から馬力かけて温泉に次々とはいりつづけて、喉が渇いた。
 休み処があったので、冷たいものでも飲むことにした。



 なににしようかで、悩む。ビールでもと、思ったがまだ陽は高い。このへんが
小市民なんだなあ。誰もが働いている時間に、温泉にノンビリはいっているだけで
も罪深いことである。それに、また車で出かける気分になるかもしれないし。
 結局、ソーダ水とゆで玉子を一個に決定した。(・・・なんて安上がりなんだろ
う、わたしは)ゆで玉子は一応地獄蒸しである。


 
 地獄蒸しの熱いゆで玉子を味わって食べ、冷たいソーダ水を飲み、一服しながら
思う。
 別府では温泉街で外人とよくすれ違う。旅の途中だなというひともいるが、町に
溶け込んでいるひとも多い。気に入って住みついてしまうひともかなりいると聞
く。

 わたしには、旅の外国人が国を捨てて異国のここ別府に住みつくのも、理解でき
る。無類の温泉好きには、よくわかるのだ。
 彼らはホンモノの温泉だけが持つ魔力にガッチリ人生をとりこまれたのだと、
腑におちるのである。



 →別府八湯 [1]観海寺温泉
 →別府八湯 [2]別府温泉(竹瓦温泉)
 →別府八湯 [3]亀川温泉(別府海浜砂湯)
 →別府八湯 [4]明礬温泉
 →別府八湯 [5]柴石温泉
 →別府八湯 [6]堀田温泉


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