温泉クンの旅日記

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大沢温泉 岩手・花巻 ②

2007-04-26 | 温泉エッセイ
  <大沢温泉 岩手・花巻>

 ②料金のこと

「お疲れさまでございました。ようこそ大沢温泉にいらっしゃいました。こちらへ
は初めていらっしゃったのでしょうか」

 いつのまにか正座をした番頭にいきなり丁寧に挨拶され、部屋のすみずみを素早
く目で点検していたわたしは、あわてて座りこんで居住まいを正した。
「あ、いえ、前に日帰りで来たことがあります」
 なるほどというように頷くと、番頭さんが説明を始めた。

 料金体系は積み上げ式らしい。
 まずはベースとなる宿賃、宿泊料金だ。うな重みたいに松竹梅のようになって
いるようだ。

 脳天気だからこの時点でまったくもって知らなかったのだが(あとで調べた)、
宿泊料金を記せば、ここで一番贅沢な「松」の山水閣は一泊二食で13,275円から
18,000円、趣のある萱葺きの「竹」の菊水館は一泊二食で7,290円から10,230円で
ある。
 わたしの「梅」の自炊部棟は素泊まりで2002円から3,740円と格安だ。自炊部で
もひとりの宿泊はすこし割高(たいしたことない!)になる。


     (ちょっとリッチな山水閣)

 それに、使用する損料として掛け布団210円、敷き布団210円、毛布210円、シー
ツ74円、枕10円、丹前と浴衣セット263円、コタツ315円となっている。
 合計で一日1,292円也。二日分になるから2,584円となる。(チェックアウト時に
わかったが)わたしの部屋の宿泊料は、70円の入湯税込みで一泊2,212円。二泊だ
から4,424円、これに借りた物の二日分の合計2,584円を足して7,008円を帰りに
支払ったのである。

 ついでに書き記せばバスタオルは105円、浴衣のみ210円、ストーブは630円だ。
 また炊き出しもあり、ご飯代1合あたり168円で、味噌汁は105円だそうである。
 炊事室にある鍋釜電子レンジなどの使用は無料。ガスはコイン式で七、八分で
10円。食料品、日用品、お土産は売店で買える。肉とか魚の生鮮類は予約すれば
いいらしい。

「シーツと枕カバーは交換しなくても二日分の料金がかかりますので、帳場まで
お持ちくだされば新しいのと交換いたします。ストーブはお使いになりますか?」
「いえ、このコタツだけで結構です。寒ければ温泉で温まるし」


     (茅葺の菊水館)

 わたしの場合、自炊はいっさいせず食事は食堂「お食事処やはぎ」でとるつもり
だが、現金払いだという。
 食事処だが、朝食だけは予約が必要ということで、チェックインのとき帳場で
二日分を予約してある。

 江戸時代の旅籠とおなじく防音およびセキュリティはまったくゼロであるので、
食事代と呑み代なんやかやとして、一万円だけ抜いて財布は帳場(フロント)に
預けてしまった。

  (お待たせしました次回は温泉の話)

  →大沢温泉 岩手・花巻①はこちら
  →大沢温泉 岩手・花巻③はこちら

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