温泉クンの旅日記

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横浜駅、穴場メシ

2013-04-17 | 食べある記
  <横浜駅、穴場メシ>

 主要駅の辺で何人かで食事をするとなると、格好をつけたりするのでそれなりの出費を覚悟しなければならないものである。
 でも自分一人で食べるなら、できるだけ安くすませたいのではないか。わたしはそうだ。

 東京駅界隈で昼メシを食べようと思うが、あんまり金もない。古い言葉を使えば手元不如意である。できれば五百円以内で食べたい。
 どうするか。そんなときには、穴場の、八重洲地下街にアルプスのカレーがある。ちなみに川崎駅界隈では「天龍」がある。



 横浜駅界隈だったら、どうだ。
 これもだいじょうぶ。相模鉄道(相鉄)の横浜ターミナル駅(二階)の下、つまり一階に穴場の店「龍王」があるのである。

 わからなければ西口五番街の奥、相鉄ジョイナス地下一階、クイーンズ伊勢丹横浜の上だ。「適応」で書いた酒場もすぐそばにあり、いまだに会社帰りにたまに寄っているのだ。
 午後三時から四時ごろを除けば、いつ行っても混んでいる店で、相席は覚悟しなければならない。
満員でしかも相席だから店の中や料理の画像を撮るのは非常に難しい。



 安いので、部活動のあとに訪れる学生客も多い。サラリーマン、家族連れ、学生と雑多な客層だが、カップルは相席を嫌うのかあまりみかけない。逆に言うと、ここでカップルをみかけたら、相当な、うらやましいほどの仲と思えばいい。



 わたしは、龍王ではいつも焼きそばを食べる。
 別にほかのものが不味いわけではないのだが、コストパフォーマンスが一番いい。何度か値上げをしているのだが、まだ五百円でお釣りがくるのだ。予算に余裕があれば、大盛りにしたり、餃子を追加したりする。



 焼きそばを炒めるときに使用している香りのいい脂が、絶妙に麺と肉、野菜にまわって、とても美味しく気にいっている。
 ここの焼きそばを、他で食べるときの最低基準にしている。だから、B-1グランプリに輝く高名な焼きそばでも、「あれれ!」と首を傾げてしまうのだ。

 他にお得な日替わり定食や、五百円ぽっきりの日替わり麺もやっていて、サンマー麺とかもやしそばとか麺の一品料理がコイン一枚で食べられる。



 この店がこれ以上混むのは厭なので、できればこの穴場メシ、教えたくなかった。


 注)写真が古くて現在は数十円アップしています。


  →「アルプスのカレーライス」の記事はこちら
  →「適応」の記事はこちら

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