<大宮ゴールデンコース(2)>
広く長い参道を含めるとかなり大きな神社で、「大いなる宮居」と称えられたことが、「大宮」という土地の名前の由来になっている。
神社案内図をみても広さが窺いしれる。
埼玉県を中心に広く参拝者を集めていて、正月三が日の初詣の参拝者数は全国十位以内に数えられる。2008年(平成20年)以降、毎年二百万人以上の初詣客が訪れているという。
楼門を抜け、拝殿に向かう。
社伝によれば孝昭天皇3年4月に創建されたというから、なんと常陸国一ノ宮の鹿島神宮と同じく紀元前ということになる。
現在の主祭神は須佐之男命 (すさのおのみこと)、稲田姫命 (いなだひめのみこと)、大己貴命 (おおなむちのみこと)の三柱である。
参拝して、大宮駅方向に戻った。
だんご屋に寄ったのだが、最低二本からというのであっさりあきらめる。
それにしても煙草が吸いたい。「多万里」も禁煙だし、氷川神社ももちろん禁煙なので大宮到着以来、長い時間、一本も吸っていないのだ。
駅の真ん前にあるいずみや食堂に向かう。本店が混んでいたので、空いている二号支店のほうに入った。
この食堂、朝九時から呑めるのである。
(やれやれ、やっと煙草が吸える・・・)
カウンターに座ると、わたしは迷わずに定番である芋焼酎の水割りと、とりあえずの一品のしらすおろしを頼み、煙草に火を点けた。
それにしても、多万里と氷川神社といずみや食堂の組合わせは絶妙だが、順番が難しい。
先にまず酒を呑んだらもう、後のスケジュールは雲散霧消するのは間違いない。氷川神社から始めれば、あとはどちらかのひとつになるだろうし。
となると結局、今日の順番が一番いいのだろう。
ただ、ラーメンだけにすれば良かったかもしれない。氷川神社の散策だけでは軽過ぎて、まだ腹がまるで減っていない。
壁にぐるりと貼られているたくさんのメニューを見回す。食堂なので定食や麺類もあるし、居酒屋メニューもある。
名物である安価な煮込みを頼もうと思ったが、気が変わり、ポテトフライを注文した。
醤油とソースの容器の横に塩、胡椒、七味が瓶詰の瓶をうまく再利用していて感心する。
眼の前にハイボールの広告みたなのが貼られていて、ついつい暇なので読んでしまう。
『時はさかのぼり開拓時代のアメリカ。大陸には汽車が走っていましたが、当然今の日本の様な
細かいダイヤなどなく、駅での停車時間も半端じゃない。汽車が駅に留まるたび、乗客は
客車から降りてお酒をチビチビ、発車を今かと待っておりました。
発車の合図は柱に吊るされたボール。それがてっぺんに上がると乗客は、すぐに戻らなきゃ!
と、飲んでたお酒をソーダで薄め、一気にに流し込んでは列車へと戻りました。
「合図のボールが上がるときに飲むお酒」
それにちなんだ名前のカクテルが「ハイボール」!!
その時、皆が飲んでいたのはもちろんバーボンウィスキー。
1783年に製造された「エヴァンウィリアムス」で作られたハイボールこそアメリカ開拓史の
味、本物のハイボールなのです。アメリカ開拓史の味、ご賞味あれ!』
なるほど、そうだったのか・・・。
あまり呑まないので、ハイボールという名前の由来を恥ずかしながらまるで知らなかった。
炒飯とラーメンを先に食べたのがきっと幸いしたのか、酒が進まない。もっとも大宮あたりで泥酔したらどこの駅に行ってしまうか検討もつかない。
三杯ほど呑んで無事に切り上げたのであった。
→「大宮ゴールデンコース(1)」の記事はこちら
広く長い参道を含めるとかなり大きな神社で、「大いなる宮居」と称えられたことが、「大宮」という土地の名前の由来になっている。
神社案内図をみても広さが窺いしれる。
埼玉県を中心に広く参拝者を集めていて、正月三が日の初詣の参拝者数は全国十位以内に数えられる。2008年(平成20年)以降、毎年二百万人以上の初詣客が訪れているという。
楼門を抜け、拝殿に向かう。
社伝によれば孝昭天皇3年4月に創建されたというから、なんと常陸国一ノ宮の鹿島神宮と同じく紀元前ということになる。
現在の主祭神は須佐之男命 (すさのおのみこと)、稲田姫命 (いなだひめのみこと)、大己貴命 (おおなむちのみこと)の三柱である。
参拝して、大宮駅方向に戻った。
だんご屋に寄ったのだが、最低二本からというのであっさりあきらめる。
それにしても煙草が吸いたい。「多万里」も禁煙だし、氷川神社ももちろん禁煙なので大宮到着以来、長い時間、一本も吸っていないのだ。
駅の真ん前にあるいずみや食堂に向かう。本店が混んでいたので、空いている二号支店のほうに入った。
この食堂、朝九時から呑めるのである。
(やれやれ、やっと煙草が吸える・・・)
カウンターに座ると、わたしは迷わずに定番である芋焼酎の水割りと、とりあえずの一品のしらすおろしを頼み、煙草に火を点けた。
それにしても、多万里と氷川神社といずみや食堂の組合わせは絶妙だが、順番が難しい。
先にまず酒を呑んだらもう、後のスケジュールは雲散霧消するのは間違いない。氷川神社から始めれば、あとはどちらかのひとつになるだろうし。
となると結局、今日の順番が一番いいのだろう。
ただ、ラーメンだけにすれば良かったかもしれない。氷川神社の散策だけでは軽過ぎて、まだ腹がまるで減っていない。
壁にぐるりと貼られているたくさんのメニューを見回す。食堂なので定食や麺類もあるし、居酒屋メニューもある。
名物である安価な煮込みを頼もうと思ったが、気が変わり、ポテトフライを注文した。
醤油とソースの容器の横に塩、胡椒、七味が瓶詰の瓶をうまく再利用していて感心する。
眼の前にハイボールの広告みたなのが貼られていて、ついつい暇なので読んでしまう。
『時はさかのぼり開拓時代のアメリカ。大陸には汽車が走っていましたが、当然今の日本の様な
細かいダイヤなどなく、駅での停車時間も半端じゃない。汽車が駅に留まるたび、乗客は
客車から降りてお酒をチビチビ、発車を今かと待っておりました。
発車の合図は柱に吊るされたボール。それがてっぺんに上がると乗客は、すぐに戻らなきゃ!
と、飲んでたお酒をソーダで薄め、一気にに流し込んでは列車へと戻りました。
「合図のボールが上がるときに飲むお酒」
それにちなんだ名前のカクテルが「ハイボール」!!
その時、皆が飲んでいたのはもちろんバーボンウィスキー。
1783年に製造された「エヴァンウィリアムス」で作られたハイボールこそアメリカ開拓史の
味、本物のハイボールなのです。アメリカ開拓史の味、ご賞味あれ!』
なるほど、そうだったのか・・・。
あまり呑まないので、ハイボールという名前の由来を恥ずかしながらまるで知らなかった。
炒飯とラーメンを先に食べたのがきっと幸いしたのか、酒が進まない。もっとも大宮あたりで泥酔したらどこの駅に行ってしまうか検討もつかない。
三杯ほど呑んで無事に切り上げたのであった。
→「大宮ゴールデンコース(1)」の記事はこちら
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