温泉クンの旅日記

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東海道五十三次(1)

2008-03-12 | 街道を歩く
  <東海道五十三次(1)>

(1)日本橋~品川~川崎~神奈川~保土ヶ谷~戸塚~藤沢

 万歩計を試しにふだんの日にポケットに忍ばせてみた。

 三日ほどの歩数を平均すると軽く一万歩以上歩いていたのにはびっくりした。
事務系の、いわゆる居職(いじょく)だからあんまり歩いてはいないだろう。そう
思っていたのだ。乗り換えで歩いたり、煙草を吸いにいったり、遠くまで昼食に
出かけたりするからだろう、案外と歩いているものだ。

 万歩計だが、下記の表をみるとわかるがそれほど正確とはいいがたい。階段や
歩道橋などを渡ると、歩数が大幅に増えてしまうのだ。おおよその目安、と思って
いただきたい。ただし時間はだいじょうぶである。
 
 東海道は、俗に江戸時代の東海道を「旧東海道」、それ以前のを「古東海道」と
いう。
 五十三次(駅)あり、駅(宿場)では宿泊したり、問屋場で馬や人足を取り替え
たり雇ったりできる。宿場と宿場の中間には「立場(たてば)」という休むための
宿があった。戸塚には、その「立場」が地名で残っている。


1.日本橋~品川 2月23日 1時間35分 9,623歩 7キロ

「武蔵」の国、日本橋から出発だ。





 銀座を歩いていると、春一番が地上の埃を舞い上げて空が暗く不気味な色に変わ
った。あまりの強い突風に、歩行者天国の仕切りがあちこちで吹き飛ばされてい
た。



2.品川~川崎 2月28日 2時間45分 18,373歩 13キロ

 会社の帰りの夜に歩いた。
 国道の狭い歩道で、周りの車の通過音がうるさくて後ろから来る自転車に気づか
ずにたびたび激突されそうになり、ヒヤリとさせられた。夜はあぶない。
 川崎宿は元和9年(1623年)に追加で東海道の宿場になったもので、それまでは
五十二次であったそうだ。

3.川崎~神奈川 3月2日 2時間10分 14,520歩 10キロ

 歩道橋以外の選択肢がない部分がけっこう多い。歩行者の身になってみないと
大変さ面倒さはわからんもんだ。いつもは運転者のわたしは思う。



 途中で、スタバをみつけたのではいってみた。
 若者ばかりで、なんか緊張するなあ。知っている唯一の品物でいくか。

「あの、豆乳ラテください」
「ソイ・ラテですね?」
(違うぞ、いま言ったろが! 豆乳ラテじゃ!)
 声に出す直前に、豆乳の英単語を思い出し、あわてて飲み込んで二、三度頷い
た。
 引換券(なんでいるのかまったくわからんが)と交換に豆乳ラテを手に入れ、
外のテーブルで飲んで一服する。うう、寒い。



4.神奈川~保土ヶ谷(程ヶ谷)2月24日 1時間10分 5,870歩 4.キロ

 保土ヶ谷で意外なところに鯛焼き屋を発見、疲れた身に甘さもほどよくしみる
ぜ。

5.保土ヶ谷~戸塚 2月16日 2時間5分 16,517歩 12キロ

 これが東海道の歩き始めである。



 戸塚駅の西口駅前のごみごみした繁華街は、思い切り広範囲に取り壊され、現在
再開発中である。
 
6.戸塚~藤沢 2月17日 1時間45分 13,683歩 10キロ

 戸塚宿からは「相模」の国である。


  累計:6宿(次) 日本橋より12里(50キロ) 所要日数:6日
  所要時間:11時間30分 
  歩数:78,586歩 歩行距離:56キロ 
  交通費:230円(通勤定期を使用したため)
  宿泊費:0円

 さてさて、順番を気にせずに東海道を歩いて、六次までようやくつながったのだ
った。ここからが東海道を歩く実質的なスタートの気分である。
 千里の道・・・百二十五里の道も一歩から、なのだ。

   -東海道(2)に続くー

  →「街道を歩く」の記事はこちら

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